第14話 依頼達成
〜カリュート村ギルド〜
「へっ!? もう帰ってきたんですか?」
「ああ。結構な量の薬草が採れたぞ」
そう言いながら薬草×50を渡す。
「すごいですね。それも殆どが良品ばかりです」
「そうか、なら報酬に色をつけてくれないか?」
「ええ、それは勿論」
結果的に薬草×50で3万5千ラピスになった。
5千ラピス儲けたのでそろそろ革鎧くらい買いたいが無理だろうな。
宿代を稼ぎながら革鎧の代金を稼ぐなんてかなり難しい。
ならば杖を強化すると言うのもありだが、やはりこちらも金銭面的に厳しそうだ。
そもそもこんな村に武器屋や防具屋があるのだろうか? しかし城下町で購入するのはぼったくられるので避けたい。
強化したいのに強化できない。
強化できないと手強い魔物の生息する場所に行けないのでうまく稼げない。
結局強化できないと嫌なループが繰り返される。
ただレベル上げだけはアル子が来てくれたおかげでかなり稼ぎやすくはなっている。
しかし、あれ以降テイムの判定が出ていない。
何か条件があるのかもしれないがそれが分からないのだ。
(ただ倒せば良いんじゃないのか?)
俺が考えているのは確率式だ。
倒せば5分の1とかでテイムの判定が入り、その後50%などで仲間に加える事ができるというゲーム的な要素だと思っている。
そう考えると仲間にできる確率なんて殆どない事を勘繰ってしまうのは俺だけではないだろう。
まあ、強い魔物ほど1/256とかになるだろうから、この辺の魔物なら1/50くらいの確率でテイム判定が出るのだと思う。
気の長い作業に早くもはぁ...とため息が漏れてしまうのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます