グラシア=クレバス

【クラス】ボス

【名称】グラシア=クレバス

【種族】雪女

【性別】女性

【出現場所】エリア5:フロストマキア全域

【強さ】★★★☆☆

【武器】特になし。彼女の攻撃は全て特殊能力によるものとなる。


【特殊能力】

・スノーウィ・ステージ

 寒い場所や雪のある場所は彼女の独壇場だ。雪が降っていても視界等に問題はないし、足元が凍っていても平然と動ける。さらに周囲に存在する雪や氷、ひいては水分も操ることができる。


・ブリリアント・ブリザード

 シンプルに吹雪を起こす。攻撃以外にも目くらましに使ったり、風を強くして敵を吹っ飛ばしたり、飛び道具による攻撃を防いだりと、用途は様々。なんなら火属性攻撃も突風で吹き消したりする。


・アーティファクツ・アイス

 シンプルに氷を出す。小さな氷を無数に作ってぶつけたり、相手の身体を凍らせて動きを封じたり、巨大な氷を出して盾や足場にしたり。場合によっては氷の剣や槍を作って直接攻撃したりもする。


・クルーウェル・クレバス

 地面にクレバスを作り、敵をその中に突き落とす。このクレバスに落ちて、生きて帰ってきた者は今までにいない。ただしこの技を使うにはある程度の準備が必要で、準備中は他の技を使えなくなる。実質1戦闘に1回しか使えない大技。


【容姿】

 雪景色と同化するような白い姿をしている。ぬけるような白い肌に真っ白な長髪、氷のような水色の瞳。美人だが、きつい顔立ちをしている。白いもこもこコートとブーツを身に着けており、雪景色の中では近づかないと存在にすら気づかないだろう。


【性格】

 独特の美意識を持っており、「無垢な白」に異様なこだわりを示す。誰にも傷つけられていない白い雪を何よりも愛しており、その世界を穢すもの(=人間、魔獣)を排除しようとしている。

 人間の前では非常に冷酷な性格で、視界に入っただけで排除しにかかる。見かけた人間を容赦なく吹雪で吹っ飛ばしたり氷漬けにしたりするが、肝心のグラシア自身を視認しにくいため、彼女の存在を知らない者の目には幻や幽霊のように映るだろう。民衆の間では都市伝説のように存在が囁かれている。

 なお、人間や魔獣以外の生き物(野生動物など)には割と寛容。真っ白な雪景色の中では優し気な笑顔を浮かべているとか。もっとも、人間がその姿を目にすることはないが……。


台詞候補:

「御覧。この雪原はこんなに白く、無垢で、美しい」

「美しくないわね。あなたはここでは邪魔でしかない。消えないなら、消すわ」

「落ちて、二度と戻ってこないで」


メタ情報:

 美意識と潔癖症を併せ持つ雪女さん。

 何よりも厄介なのが「白すぎて視認しにくい」という特徴で、ただ吹雪に遭っただけではそれが自然現象かグラシアの仕業かわからない。吹雪の中でも視認するか、吹雪に耐えてグラシアが姿を現すまで待つか、どちらかができなければ戦うことすら困難。

 戦闘では氷属性の技しか使わないが、その技のバリエーションが幅広く、意外とてこずる。火属性の技を使うか、氷属性に対する耐性があれば比較的楽に攻略できると思われる。吹雪による炎無効化も、火属性攻撃の威力が強すぎると効果を発揮しない。

 最も危険死すべきなのはクレバス攻撃で、これを食らうと奈落の底まで落ちていくしかない。万が一食らっても、空を飛べれば這い上がることも可能かもしれない。しかしこの技を使う前には大きな隙ができるため、そこが最大の攻撃チャンス。

 また、厄介ではあるが耐久性は実はそれほど高くない。


 現代日本に生まれたら掃除と洗濯が趣味兼特技兼日課になってると思う。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る