第8話 部長が僕の情緒を蹂躙しました
「挨拶が無理なら掃除当番とか日直は? 会話する機会あるでしょう」
「掃除当番!」
そこで部長がいきなり大声を出して胸を張った。
「それなら会話したぞ」
「どんな」
期待できない流れながら訊ねる。
「『ホウキ』と言われて『はい』と渡したら『ありがとう』とお礼された」
「それで?」
それだけで終わりそうだなと思っていると、
「嬉しかった」
なんて最高に幸せそうな顔で笑って、僕の情緒を蹂躙し尽くす部長。
でも好きだぁぁぁっ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます