二十八頁目
清らかなゆめ
誰に見られることもなく
これはわたしのもの
わたしだけのもの
⌘
ざっくざっくり
刃物はひかる
もうやめなさいよ
なにも起こらないわよ
誰かとめてよ
誰がとめるの
気づけばこの胸には
傷だらけのからくり
⌘
そうですね 間違いなく
あなたなら きっとゆけますよ
どうしますか
どの切符を買いますか
そうですか
きっとまた 座席はあきますよ
その日まで
どうぞごゆっくり
⌘
寝転がって
手を伸ばして
見つからないものに
触れようとしても
雨が降るから
またやりなおし
⌘
ぽわぽわろうそく
おやすみの時間ね
やさしいあかりなのに
とてもまぶしいね
さあさ 目をとじて
おひさまにあえるまで
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