第27話 強がり

あなたの声を聞けぬとも

心に想いを

抱きしめているから

平気なの


会えなくても

なんでもないよ

何度も

繰り返してきたことだもの


あなたが

そこに存在していて

この街で暮らしていて

元気でいてくれる

それを知っているから

だから大丈夫



なんて

なんて

全て強がり


時間が出来たら

ゆっくり話を聞くからね


あなたの

その一言が

優し過ぎるよ






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る