種族の輪 《サークル》 ~精霊術師は今日も巻き込まれる~

蒼田

第一章 安全マージンをとる冒険者

夢と干渉

 夢を見た。


 今か昔かは、未来かわからない夢だ。

 だけど何故か現実味がある。

 分からない。

 これが、何なのか。


 町だ。

 大きな、町だ。

 町のほうから煙がたくさん昇っている。


 ドラゴンがいた。

 だけど英雄譚に出てくるようなドラゴンじゃない。

 大きな、気味の悪い、いろんな所に、瞳や口がある、ドラゴンのようなモンスター。


 瞳が、向く。

 口が、開く。


 瞬間気分が悪くなる。


 周りで知らない女の子達がドラゴンに向かう。

 いろんな種族の女の子達だ。


 攻撃を、する。

 だけど効果がないようだ。

 そんな中、俺は――。


 カチリ。


「ほほほ! 視過ぎです」


 そして俺は目を覚ました。


―――

後書き


 一章はこれから起こる事の序章のようなものになります。

 少しコメディ調で書いているつもりですので、くすっと笑えたら是非とも「フォロー」や目次下部にある「★評価」よろしくお願いします。


*追記


現在コメントへの返信は行っておりません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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