第9話 夕暮れ
大荷物になってしまった。
電車に揺られながら
スマホを見た。
ソワソワソワソワしてる。
スマホ鳴らないかなーと思っている。
先輩と話したあれこれを思い出して
吹き出しそうになる。
駅に着いて帰路についた。
家に荷物を置いたけど、
たまらなくなって、夕暮れの中を
ブラブラと歩く。
ドラッグストアが見えてきた。
アイスの自販機の前でスマホをチェックする。
「アイス何にしようかな、、」
と思ったところに
バイクの音がしたので振り返った。
知らない人。
アイスをベンチで食べはじめた。
スマホをもう一度見る。
すると店からチャラそうな男が一人出てきた。
秋川先輩だった。
「先輩!」
「おいいー?!(笑)
おまw
何してんだよ、こんなとこで(笑)」
「アイス食べてました(笑)
なんでなんで?!(笑)
偶然会うのウケますね、あはは」
ずっと先輩のことを考えていたから
一日中考えていたから
本当はジャンプしそうだった。
夕暮れ、
自販機で先輩もアイスを買い、
二人でベンチに座って食べた。
喋りながら、
夕暮れが夜になる。
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