まくら争奪戦

 なぜか母の枕に頭を置き、占領して持っていくボク。


 母、枕、無し。低い。寝にくい。


「返してくれない?」


「ヤダヤダ」


 ………このやりとりを毎日するのもめんどくさくなってきた。


 もう諦めた。新しい枕を購入した。


「うわぁ!まくらがふたつもあるー!」


 ボク、大喜び。


「一つはママのだからね!?」


 頭は一つ。さすがに2つも使えないだろう。


 寝よう。


 ズンズンズンズン………顔、近っ!


「ちょっ!?ちょっと離れて!ボクの枕もあるでしょう!?」


「こっちのまくらだと、ママがとおいの!」


 2個目の枕も乗っ取られたああああ!!

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