権天使 アーリアル(予約済)

【クラス】ボス

【名称】アーリアル

【種族】天使

【性別】女性

【出現場所】Cs-Ex:ポルタサンタ・スカイゲート

【強さ】★★★★★

【武器】虹天剣

 虹そのものでできていると言われる七色に輝く剣。

 光の速度で放たれる射程無限の斬撃を回避するのは、並大抵の実力では不可能。


【特殊能力】

神性介入(自):

 アーリアルは自ら神性介入を発動できる。

 アーリアルへの攻撃はダメージが99%強制的にカットされ、女神リアによる奇跡の付加効果も無効化する。

 この効果を無効化するには、かなり上位の神族による介入が必要。


虹の翼:

 アーリアルは光の速さで移動できるだけでなく、自ら一時的に量子化することで物体や攻撃を完全回避することができる。

 空間遮断などを行わない限り、アーリアルの移動を止めるすべはない。


ハイゼンベルクストライク:

 量子学上の重ね合わせを利用した付与攻撃。

 未来という多数の次元で「あり得るであろう可能性」を一度にぶつけることで、1回の攻撃で「同じ瞬間」に最大4回攻撃した結果が残る。

 4回分を一か所に集中するか4か所に分散するかはアーリアル次第。

 攻撃を防がれても、残る3回が同時に別の場所にあたることになるので、食らった相手は並行処理思考を持たない限り攻撃の正体すら掴むことは不可能だが、「陽電子頭脳」による並行解析を行うことで、どの方向から攻撃が来るかを定めることができる。(避けられるとは言っていない)


多元極光:

 虹天剣の極意。

 一度振るうと斬撃が乱反射して、届く範囲内全てに絶え間ない多段攻撃を仕掛ける。イメージ的には藤崎版封神演義の「禁鞭」のような攻撃になる。

 1秒もあればアーリアルが視認できる範囲にある物体はすべて粉々になるが、これにさらにハイゼンベルクストライクが付与されることで、いろいろと訳が分からないことになる。


次元波動光線:

 大技。アーリアルを中心に、時間差で円形の範囲に上空から極太のビームが降り注ぐ。一撃一撃がサイブレックスの衛星レーザーの2倍以上という高威力のうえ、ビームの直径が20メートルを超えるという戦略兵器そのもの。

 実力がないものは、光を見ただけで塩の柱と化してしまうと言われており、直撃は非常に危険。

 一度発動すると10分程度のクールタイムが必要


虹分身:

 最大20体、自らの分身を生み出す。

 分身の耐久力は本体の10分の1以下だが、攻撃力に変化はなく、神性介入もきちんと乗っているため存外しぶとい。


【容姿】

 180㎝以上になる長身の天使で、背中から6対の巨大な白い翼が生えている。

 黒い髪の毛は膝裏まで届くほど長く、非常に端正な顔つきだが、常に無表情かつ非常に怜悧。

 また、全体的にスレンダーな体系で、特に胸が完全に絶壁。


 スィーリエお抱えの中でも最上位に位する、非常に高い実力と権限を持った大天使。ほかの大天使たちが、人間の「矯正」や「粛清」を担う中、アーリアルはいざとなった時の「最終解決」を担当しており、彼女が出てくることはすなわち、その世界の滅亡は「決定事項」とされている。

 その気になれば神すら滅ぼすことが可能だが、あくまでスィーリエに徹底的な忠誠を誓っており、今までいずれの神もスィーリエに手を出すことができなかった。ほかの大天使たちも比較的不仲であるが、アーリアル相手には頭が上がらない。

 その一方で、スィーリエがあそこまでわがままになってしまった原因もこの大天使にあり、スィーリエ対する態度は、子供を溺愛する親のような接し方である。

 まるで子供のわがままに付き合う親のように、彼女は敬愛する主の為ならいかなる非人道も行うだろう。

 

 なお「宇宙大将軍」ことジェバダイアに力を分け与えたのもアーリアルであり、ジェバダイアが同様の能力を一部とはいえ使えることから、人間自体を嫌っているわけではないようだ。

 かつては様々な事情があって人間に力を貸したこともあり、一部では自らの分身を人間の英雄に与えた結果、分身が駆け落ちしたという変な噂もあったという。


台詞候補

「審判は下りました。速やかな自己終了にご協力お願いします」

「主より敵を滅ぼせと命じられました。主命は果たされなければなりません」

「勝てないと分かってなお抗うのは自由ですが、その分苦痛が増すだけかと」



・メタ情報

 どこかで見たような――――というより、以前負け犬アベンジャー様のシェアワールド企画で主人公になった御勅使みだい アイネの大元。

 アイネがラスボス化しなかったので、強化してお披露目と相成った。


 まず目を引くのが「99%」というあり得ない数値の神性介入で、まずこれを何とかしないとそもそもダメージが通らない。

 そのうえで、一度の攻撃が4回攻撃に変化する「ハイゼンベルクストライク」と、全体攻撃の「多元極光」ですさまじいごり押し攻撃を仕掛けてくる。

 はっきり言って中途半端な戦力を何人も連れて行っても塵と消えるだけなので、基本的に少数精鋭が望ましい。また、出現リージョン自体も味方に非常に不利な効果があるので、何かしら理由をつけて別リージョンに引きずり出すか、リージョンの効果を無効化することも考えなければならない。

 ラスボスの一種だけあって理不尽な要素が多いが、なんとか工夫するなりこじつけするなりでねじ伏せていきたいところ。

 一応効果的なのは、サイブレックスやシャザラックなどが持つ陽電子頭脳、またはオリヴィエの情報操作による攻撃の解析。そして、攻撃属性が光に偏っているので、光竜や神竜、雷竜などは他のキャラに比べて不利を受けないだろう。


 こいつを倒せば危機は収束するし、なんならその気になればスィーリエを直接殴りに行ける。こいつを倒せる術があるなら、スィーリエは特にデータがなくても倒すことはわけないはず。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る