第27話 9月1日
私は昨日よりも前向きになれた。
考えてみれば、私は満たられている。
作品は誉められ、楽しく話せる仲間もいて、仕事も特に問題はない。
それに気づけた。
それでどうして不満があるのかはまだ分からないが、少なくとも今の幸せはしっかりと感じるべきだと思う。
小説はいいと言われた、キャラがいいと言われた、魅力的に書けていると言われた。
だから、これは事実。
ものすごく優れていないにしても、事実なんだ。
それを、実感しなければならない。
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