第32話
「 ゆずきちゃんに嘘は言えない…じつは、あの時ひとつしか買えなくてさ…タマゴ人気だからね 」
「 やっぱり…ハーフあんぱんしか食べてないんでしょ? 」
「 え! 何で? 」
「 あの時お友達と話してたの聞いちゃったんだよね…大野のお腹すかせてしまったね、私のせいだ……ごめんなさい! 」
「 なんで謝るわけ?ゆずきちゃんのおかげでここへ来れたわけだし、一緒に食べれるだけで僕は嬉しいよ…美味そう!ほら早く食べよう! 」
『 シュルシュルシュル 』
「 マジうまいッ!お腹空かして来て正解!」
「 でしょでしょ! ふふッ… 」 ハッ!…
和んでしまった…
これじゃまるで 側から見たらカレカノじゃない…
「 ほんとはさ…返したくて… 」
まだ言ってる…けれど…
この前もうちに来てママに門限のこととか言ってくれてたし
「 君とはづきちゃんとの時間を返したかったから…けど、僕なんかじゃかえって迷惑だったよね 」
そんなことを考えていたの!?
あの時言ったことを忠実に…
真面目に返そうとしている…
それなら…
もう一つ…
私から奪ったものが残っている
キス…
ファーストキスは…
どうするつもりなの!?
「 ゆずきちゃん? 」
「 え?はい!?…キ…え?…何?… 」
「 早く食べないとのびちゃうよ 」
「 あ…うん… 」
まだ…ラーメン食べてないのにもう既に顔が熱くなって来たのはなぜ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます