第27話 挫折
高校2年になった彼は、理学部々長に就任した。
部活動にしか自分の存在価値が無いと感じていた彼は、とても意気込んでいた。
T高校は文化祭と体育祭を一年ごとに開催していた。
この年は文化祭の年であった。
「高校生活の最初で最後の文化祭を自分の手で成功させよう!」と彼は考えていた。
そして、先輩やOBの期待と重圧をも感じていた。
しかし、彼の努力はカラ回りするだけであった。
新入部員は沢山入ったが、彼の指導ミスで半分以上が退部してしまった。
彼が部活動を改善しようとして考えた企画も全部失敗してしまった。
部員や先輩・OB達は彼の指導や統率に見切りをつけて、彼を見捨ててしまった。
文化祭が近づく頃には部員達は、彼を無視して勝手に準備を始めていた。
彼は部活動でも居場所が無くなってしまった・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます