よる

  よるさん よるさん

  はやく来て

  ぼくをはやく 眠らせて

  しずかな世界へ つれていって


  よるさん よるさん

  朝が来ないように 止めておいて

  あかるい世界は まぶしすぎる


  よるさん よるさん

  星たちにつたえて

  空いっぱいに 輝いて

  まっくらやみを 照らして と

  

  よるさん よるさん

  あのね


  来てくれたのに

  眠れないよ

  ぼくは ひとりなのに

  だれかが話している

  眠れないよ

  

  よるさん お願い 一度だけ

  ぼくを抱きしめて

  そのまま ずっと

  いなくならないで

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