◇真実◇ 二〇二〇年 七月二十一日 火曜日(晴れ)

『春人君と友達になれた!!(春人君には赤の他人だって説得したけど)すごく嬉しい!! 一週間前は緊張しすぎて変な声の掛け方をしてしまったし、昨日は事情を説明しても友達になってくれなかったから、一瞬諦めようかなって思った……。だけど諦めなくて良かった! できればいつか本当の友人になりたいな。今年の夏は春人君といっぱい遊んで、たくさんの思い出を作りたい。きっと夏が終わったら、また苦しくなるから……。この夏の思い出があれば、私はきっと虐めに耐えることができると思う。だって高校三年間を耐えれば虐めから解放される。だからきっと大丈夫!!』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る