プロローグ

  中1の頃、俺達二人は異世界に召喚された。


 それも、魔力や魔法が常識となっている


 世界だった。


 その世界は滅亡するまで時間がなく、


 俺と彼女は勇者として呼ばれたらしい。


 「かの神を滅ぼしてほしい」


と、ある国の王様に頼まれた。




 それから一年。


 魔物を倒して、倒して、倒して。


 仲間の一人、失って。それでも倒し続け


 て。元凶たる神を滅ぼした。

 

 

 栄誉を讃える式にて。


 「よくぞ、世界を救ってくれた。望みは

  あるか。二人の勇者よ」


 自然と言葉に出ていた。


「「元の世界へ帰りたい」」

 

 

 中3の春、異世界から帰還したのだった。


……1年後………

俺達は無事、高校生になっていた。

 

 まさか地球での非常識な存在?に会うとは


 思いもしなかった。

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