第8話 終わり

結局、私の作った世界は、ベテランの女神がきて神託を下し、元に戻された。


しかもご丁寧にマニュアル迄置いていった。



私のやり方は、他の女神には受け入れられなかったようだ..


仕方なく、私は不本意ながら他の女神の様に振舞う事にした。



アホクサイ..確実に助かる道があるのに..


あえて遠回りする。


私は、他の女神の進言に合わせて、「美しく」「正義感が強く」「慈愛に満ちた」勇者や仲間を次から選んだ。


もう人間なんてどうでも良い。


だって、こんな、失敗作を選んだら、凄く喜ぶのだ。


アモンなら1年で終わらせられる戦いに5年も掛かる..場合によっては負ける。



最近になって解った事がある、人間は神が作った失敗作なのではないかと..


他の動物に神は余り介入しない..勇者が居なければ、生き残れない程弱い種族。



もう人間を助ける意志はない..


こんな種族は私は好きでない..



助けるのをやめようかな?


まぁ..女神である以上は..最低限の仕事はするけどね...


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