幼馴染×拘束=SEX
ひとつ年下の幼馴染の部屋。
シングルのパイプベッドの上。
仰向けの状態で、ベッドヘッドのフレームに両手縛り付けられてる、全裸の俺。
足許に正座してるのは、頬をほんの少し赤らめてる、パンイチ姿の幼馴染。
――何が起こった……?
記憶が
意味分かんねえ。
一体何ガドウナッテ、俺ハ今コウナッテル?
幼馴染の
夕方、家の近所で会ったからだ。
家が近所で、ガキの頃からしょっちゅう遊んでた、幼馴染の玲司と、今日会ったのは久しぶり。
中学の頃は学校で会ったりもしてたし、ちょくちょく遊んだりもしてたけど、頭と素行が悪い俺と、真面目で頭のいい玲司とは、別々の高校に行って。
それでも近所で会えば普通に喋るし、たまに遊んだりもしてた。
通ってる高校が違うから、それまでみたいな距離感ではなくなったけど、仲が悪くなった訳じゃねえ。
だから今日も――。
――頭がはっきりしねえ。
何だった?
玲司に会って、何て言われた?
ああ、そうだ。
親がいねえって言ったんだ。
両親が旅行に行ったから、家にひとりだっつって。
「ひとりでご飯食べるの寂しいから、一緒に食べて。
確か、そう言われたんだ。
んで、俺は。
たまたま今日は友達と遊ぶ約束もなかったし、他に予定もなかったし、玲司に会ったのも久しぶりだし、だからまあ遊ぶかって感じになって。
玲司の家に来た。
――で、どうした?
玲司が飯作って。
ふたりで飯食って。
近況報告みたいな話をしてた。
玲司が最近ちょっと成績落ち込み気味だとか。
俺が最近女と別れたとか。
玲司のクラスメイトの話とか。
俺の友達の話とか。
マジで他愛もない、いつも通りの話をしてて。
その流れで、玲司が何か言った。
何だった?
何つった?
――つか、何でこんなに記憶が曖昧なんだ?
ああ、そうだ。
「週末だし、泊まってってよ。一緒に映画のDVD観ようよ」
玲司はそう言ったんだ。
だから俺は、「別にいいぞ」って感じの事を言ったはず。
それで、居間から玲司の部屋に移動して。
映画のDVD観始めて――。
――その途中から記憶が
何でだ?
何で記憶が
しかも気が付いたらこの状態ってのはどういう事だ?
俺に一体――。
「な、にしやがった……」
絞り出した声は、自分の声じゃねえみてえに
玲司は俺の声に、細い肩をビクンと震わせ、俯き、黙り込みやがった。
もうその態度で、玲司が俺に何かしたってのは、明らか。
玲司、てめえ一体――。
「俺に何したのか聞いてんだろうが!」
全力で怒鳴ったつもりだったのに、
それでも玲司を縮こませるくらいの声ではあったらしい。
「……りっちゃん、ごめんね……ごめんなさい……」
玲司はガキの頃に俺を呼んでた言い方をして、俯かせてた顔を上げずに、膝の上に置いてる両手を握り締めた。
こうなるまでは、玲司の事を、可愛い弟みたいに思ってたのに。
俺なりに、ガキの頃からめちゃくちゃ可愛がってきたのに。
今はもう、ガキの頃から変わらねえ、細い体も女みてえな顔も、ムカついてしょうがねえ。
「玲司! 何したのか言え!」
「……ク、クスリ……」
「ああ!?」
「ネ、ネットで買って……」
「何のクスリだ!」
「……い、意識がなくなるとかって書いてて……」
「んだと!?」
「で、でも! ちょっとだけ! ちょっとだけしか使ってない!」
「いつ飲ませた!」
「え、映画観る前……お、お茶に混ぜて……」
「ざけんじゃねえぞ! 犯罪だぞ、クソが!」
「ご、ごめ、ごめんなさい、で、でも俺、りっちゃんが好きで」
「ああ!?」
「ず、ずっと好きで、も、もうどうしようもなくて」
「ふざけんな!」
「りっちゃん……」
「手を解け!」
「か――体、触っていい……?」
「いい訳ねえだろうが!」
「さわ、触りたい」
「いい加減にしねえとブチギレんぞ!」
「い、痛くしない、から」
「蹴り飛ばされてえのか! 足は動くって事忘れてんじゃねえぞ!」
「だ、大丈夫。まだクスリ効いてるから、そんなに力入らないと思う」
「ああ!?」
「りっちゃんって、乳首感じる……?」
「ふざけ――ッ」
マジで、力が入らなかった。
俺の両足の間に体を入れて、手を伸ばしてきた玲司を、本気で蹴り飛ばしてやろうと思ったのに、足が思い通りに動かなかった。
玲司が言った「クスリが効いてる」は嘘じゃねえ。
そもそも普通の状態だったら、縛られてる手も、本気になれば動かして、解けるはず。
それが出来ねえって事は――。
「ふ――ッ」
伸びてきた玲司の手の指先が乳首に触れて、意思に反して変な声が出た。
普通に触られてりゃ
だからこれは。
「りっちゃん、気持ちイイ……の?」
思ってた触り方じゃねえからびっくりしただけで、感じてる訳じゃねえ。
なのに、玲司は指の腹を、小刻みに動かしやがる。
触れるか触れねえかの感じで、掠めやがる。
しつけえくらいにそうするから。
「や――めろ」
息遣いが変だ。
「りっちゃん、乳首立ってきた」
「言、うな」
「気持ちイイって事だよね?」
「うる、せえ」
「俺で感じてくれてるんだよね?」
「ち、げえ」
「本当はりっちゃんにキスしたいけど、舌噛まれそうだから――乳首、舐める、ね」
「な――んあッ!?」
ざらりとした舌独特の感触に、勝手に体が震えた。
今まで女に触られても何も感じなかったのに、玲司が舐め上げただけで、何でこんな――。
「りっちゃん、気持ちイイ?」
「――んぐッ」
「痛かったら言ってね?」
「ふ、んッ」
「乳首吸うね?」
「んあッ」
「舐めるのと吸うのどっちが気持ちイイ?」
――ふざけんな。
何で俺が何で俺が何で俺が。
――何で俺は、乳首イジられて感じてんだ。
絶対え違え。
イジられて感じてる訳じゃねえ。
そんな訳――。
「りっちゃんの
――あっていいはずねえんだ。
「マジ、やめ、ろ」
何で俺のチンポ勃ってんだよ。
冗談じゃねえよ。
有り得ねえだろ。
玲司だぞ。
男だぞ。
なのに何で――。
「――ひッ」
玲司の手が、勃起した俺のチンポに触れたから、体がビクリと大きく震えた。
直に触れる玲司の手が熱くて――。
「やめッ、
「りっちゃん、ココも舐められるの好き?」
「やめろッ」
「俺、りっちゃんに気持ち良くなって欲しいから舐めていい?」
「玲司ッ」
「俺の口の中で一回出していいから。ね?」
「やめて、くれ」
「りっちゃん――気持ちイイとこ教えて」
「んあッ」
チンポの先を玲司に咥えられた瞬間、腰が仰け反った。
根元を扱かれて、先っぽ咥えて舐められて、頭がバグりそうになる。
昔、聞いた事がある。
しゃぶるのは、女より男の方が上手いって。
男のツボを知ってる男にされる方が気持ちイイって話。
――マジ、かよ……。
勝手に息が上がっていく。
感じたくねえのに感じてしまう。
扱かれる力加減も。
わざとらしく立てられる音も。
舐められる場所も。
「ね、出して。りっちゃん、出して。飲みたい。俺、りっちゃんの飲みたい」
その、クソみてえな言葉も。
――クソッ……!
興奮――する。
――やべえ、出る、やべえッ。
無理矢理、射精させられるのは初めてだった。
「ぐ――あああッ」
なのに、すげえ勢いで、すげえ量が
ひとつ年下の。
可愛い弟みたいに思ってた。
幼馴染の口の中に。
――
「りっちゃんのおいしい」
脱力感に襲われながら、聞こえてきた言葉に感じるのは、罪悪感と背徳感――と、興奮。
――な、んで……。
何で興奮してる?
何に興奮してる?
この状況で俺は一体何を――。
「――ひあッ」
「あっ、ごめん。ローション冷たかった? りっちゃん、ごめんね」
「てめ、な、なに、を――」
「俺のを、ココ。りっちゃんのお尻に
「な――」
「大丈夫、ちゃんと先に指で
「てめえ、ふざけんじゃねえ!」
「心配しないで? 俺、いっぱいいろいろ調べたから。ちゃんと出来ると思う」
「俺のケツに突っ込みやがったら許さ――くはッ」
「ね、痛くないでしょ? ローションいっぱい付けたから、指一本なら平気でしょ?」
「ぐッ、あっ」
「待ってね? 前立腺のとこ今探すから。ソコ気持ちイイらしいから。多分――ココ」
「くあああッ」
「んっ、ココ? ココで合ってる? りっちゃん、気持ちイイ? 押さえて擦ると気持ちイイ?」
「あっ、んあっ、ぐあッ」
「合ってるっぽいね。ちょっと勃ってきたね」
「れい、じ、や、めろ」
「前も一緒に擦るね」
「んああッ」
「いっぱい気持ち良くなって」
「やめッ、おまっ、あっ、くっ、んんッ」
「りっちゃん、気持ち良さそうな顔してるね。可愛いね」
「あっ、んあッ――ぐああッ」
「指、二本目入ったよ。いっぱい擦るからね」
「ああッ、はあッ、んあッ」
「勃った、りっちゃんの勃った――舐めながらナカ擦ってあげる」
「んああああ――ッ」
マジもうやめろって思ってんのに、腰の辺りがゾクゾクして、抗えねえ。
ケツに指突っ込まれて、冗談じゃねえと思ってんのに、今まで感じた事ねえ気持ち良さから声が出る。
ケツに突っ込まれてる指で、細い器官を広げられて。
チンポ思いっきりしゃぶられて。
気持ち良さに何度も追い詰められた。
イキそうになるたび、チンポから口を離されてイカしてもらえなかった。
何本指を突っ込まれてんのか、もう分からなかった。
イキたくてもイケない状態を長く続けられて、マジで頭がどうにかなんじゃねえかと思った頃。
「もう大丈夫だと思うから、俺の挿れる、ね」
ケツから指を抜かれたのが分かった直後に、聞こえてきた玲司の声。
「かなり解したし、クスリもまだ効いてるから、痛くはないと思う」
そんな言葉を発しながら、俺のケツの穴に
――お前、何で。
「あっ、
――玲司、お前さ。
「挿入ってく、俺の、俺のが、りっちゃんの、ナカ」
――何で。
「あっ、うそ、ナカ、挿入る、アッ、あっ」
――俺のケツに突っ込んでるソレ、ガチガチに勃起してんだよ。
「すごっ、りっちゃん、ナカ、うあっ、気持ち――イイッ」
玲司の言う通り、ケツに突っ込まれても痛くはなかった。
でも、狭い器官を押し広げられる感覚が、バカみてえに苦しかった。
指の時とは違え。
太さが違えんだから当たり前だ。
気持ち良さなんかねえし、ただただ息苦しいだけだ。
それでも、もう抵抗すんのはやめた。
ここまで来て、抵抗しても無駄だと思った。
そんな風に思ったのは、俺のケツの穴に突っ込んだ玲司が、嬉しそうに涙浮かべて「俺、凄く幸せだ」って言ったから。
男の俺相手に、ガチガチに勃起するほど興奮しまくってやがるから。
そんだけ俺の事が好きって事――なんだろ?
だからまあ、もういい。
今回だけは許してやる。
可愛い弟のように思ってきた、大事な幼馴染だ。
そういう風にでも思わなきゃ、ケツに突っ込まれてる現状なんて、受け入れらんねえ。
「りっちゃん、揺らすね。ちょっと揺らすだけ」
「いい、から、早く、イケ」
「激しく動いたらまだ痛いかもだから、揺らすだけ」
「いい、から」
「んっ、気持ちイイ、りっちゃんのナカ、あっ、凄い気持ち、イイ」
「くっ、はあっ」
「イ、イキそ、俺もう――」
「イ、ケ」
「一回、一回イクね。でも心配しないで、りっちゃんが気持ち良くなるまで、何回もするから――」
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