あ「ラヂオの時間です」

空「めっっっっっちゃよかった」

あ「おっ、手放しの賞賛ですね」

空「唐沢寿明がイケメンすぎる」

あ「イケメンターンからの大逆転、大団円は最高のテンポでしたね」

空「逆転も何も、悪い人は誰もいないけどね。みんなそれぞれのプロってだけ。ブランディングだったり、進行だったり。正直、妬いちゃうな」

あ「嫉妬ですか?」

空「あそこまで真摯に、真剣に、自分らしく仕事できるなんて、ないじゃない。私も他人をリスペクトしなきゃなって」

あ「空さんがめずらしく殊勝だ……」

空「働いてからお仕事モノに弱くなった気がする」

あ「じゃあ、あかりは一生分かりませんね」

空「働きなさいよ」

あ「じゃあ次から鑑賞料取るってことで」

空「生き方は人それぞれだしね。貴女はそのままでいいかもね」

あ「リスペクトはどこに?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る