ストロベリーチョコレート
三愛紫月
プロローグ
私と彼
「純、キャー、キャー、こっち見て」
私は、その姿を見つめていた。
「奥さんとの間に、五人目が誕生されたそうですね!今のお気持ちは、どうですか?」
「そうですね!妻には、感謝しかありません」
「素晴らしいですね」
その光景を、見つめていた。
「純が、この街に来るなんて珍しいね!愛ちゃん。聞いてる?」
「あっ!うん」
「イケメンだね」
「素敵だよね」
「でも、倍率すごかったのによく取れたよね?愛ちゃん」
「た、たまたまだよ」
私は、ニコッと笑っていた。
「子煩悩で、いい旦那さん。モデルのkeikoが羨ましい」
「そうだねー」
「しかも、もうすぐ事務所立ち上げるらしいし、収入は億越えって話だよ」
「うん」
「羨ましい!20億の豪邸も、建築予定だしね」
「そうだね」
試写会が、終わり、結愛ちゃんとお茶をして別れた。
「愛ちゃん、またね!バイトだから行く」
「バイバイ、気を付けてね」
私は、家で出来る仕事をしていると嘘をついている。
彼女は、親友の
私の名前は、
結愛ちゃんは、人気バンドJELLYのtasukuの大ファンだ!
【ここに、来い】
メッセージが、届いた。
【わかりました】
私は、結愛ちゃんを見送った。
ホテルの部屋にやってきたのは、試写会から3時間後の出来事だった。
「いらっしゃい」
「はい」
そう言って、彼は私を抱き寄せた。
「愛、会いたかった」
「奥さん、五人目だってね」
「そんなのどうでもいいよ」
「じゃあ、もう終わりにしなきゃでしょ?」
「嫌だよ!愛」
唇を合わせるといっきに舌を絡ませられる。
これは、綺麗な愛なんかじゃない。
裏切り行為だ!
でも、純は何とも思っていない。
「もう、いれたい」
「また、生でするの?」
「俺の子供を妊娠しろ」
ふざけるな!って強く言えない。
体を電流が走り、いっきに純が入ってきた。
背中にキスをされれば、もう立ってはいれなくて目眩すらする。
「愛、愛してるよ!愛がいなきゃ生きていけない」
勝手な事ばかり、言う人
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