第一部完結時点での登場人物(追加分)




王様 


初老の男性。

領主貴族と宮廷貴族に挟まれる苦労人出来る事なら子供に早く王位を譲りたいと考えている。


セシル・フランソワーズ


35歳 170㎝ 女性 ドワーフ族


 平均150㎝代のドワーフ族の中ではかなり大柄であり、鍛冶師の腕としては王国でも有数。十数人の弟子を持ち革から鋳物、鍛造まで幅広くこなすその腕前から、【超越技巧】と呼ばれている。イオンと旅をしていたことがあり【伝説の七雄】と呼ばれる人物の一人で戦闘力よりも武器のメンテなどを担当していた。


 ワイングラスを片手に、デップリと肥え太った腹をしたハゲのジャガイモ顔は、俺の事を誉めそやす。


ジュノー法衣子爵


デップリと肥え太った腹をしたハゲのジャガイモ顔。酒乱で絡み酒。


ルナ・フォン・リハヴァイン


 リハヴァイン伯爵家長女。

 現在は、リハヴァイン伯爵家からは半ば独立して月兎げっと商会の会長をしている。まだ年相応の幼さを感じが端麗な顔立ちの娘で、体は細身で華奢きゃしゃで儚げな印象を受ける。

 夜空の淡い月明りに照らされて彼女の美しい銀髪は、幻想的で、非現実的で……だけど明らかにこの世のモノで、俺が今まで見て来た全ての色の中で一番美しい光景だった。

 銀髪の少女は冷静な鈴を転がしたような声で、瞳は真紅のような赤い瞳で頭髪と瞳の色から、雪兎を連想する。


名前は月から


ジェラルド・フォン・リハヴァイン


 リハヴァイン伯爵家当主。


リソーナ・フォン・ロシルド


 14歳 女性。 領主代理。


 紫紺よりも深く黒に近いダークパープルの艶髪は、肩より少し下まで伸びており、150㎝にも満たない背丈にのせいか、綺麗系の整った顔立ちながらカワイイも表現したくなる。そんな雰囲気だ。フリルが多めな黒いドレスを着ていて扇子を常備している。


【飛竜車】


 飛竜で牽引する馬車のようなもので最低二頭必要。

それは馬車や牛車、ソリのように生物に車をけん引させる移動方法の一種であり、この世界では数少ない空の移動手段であり維持費はかなり高く、飛竜一頭で馬数匹分と言われる程の維持費がかかる。

 そのため【飛竜車ひりゅうしゃ】を持っているのは、金と権力を持っている上級貴族や大商人が、精々数頭から数十頭持っている程度だ。

 例えるなら馬車を高級車、飛竜車をプロペラ機やジェット機と考えればその価格差を実感しやすいのではないだろうか……と筆者は書いた。

※因みに馬一頭が食べる飼料は、人間八人分に相当し古代中国の徴兵時。農耕馬でも人間10人分の扱いをされた程。とある作品ではワイヴァーン騎兵一騎で100人分の戦力とされていた。

※放鳥ならぬ放竜で、何とか食費が浮いてくれると財政に優しいけどふつう弱いモノ食べるよね……


一代爵位キャリア・マーキス


 文字通り次世代に引き継ぐことが出来ない爵位で、主に騎士や準男爵や任期のある仕事の箔付けや慰労の意味で送られるモノ。


騎士爵位


 準貴族の最下級で世襲と一代に分かれるが、大体貴族年金(給料)は一律で500万G。


飛竜ワイヴァーン


 数少ない家畜化されたモンスターの一種。

 ワニの頭、前足は無くコウモリの翼、一対の猛禽類の脚、蛇ような尾に、尾の先端には矢尻のようなトゲを具えたと表現される。

 頭部はワニと言うよりはトカゲや恐竜だし、前足は被膜が貼り指が変化した哺乳類的な特徴はなく、どちらかと言えば翼竜に近く四つ足で立っている。

 体表は鱗と言うよりは滑らかな革に近く、触ってみればスベスベしている。

 体温は低くない事から変温動物ではなく高温動物なのだろう……広げた翼は15mを優に超えているものの、自重や人を運べるとは思えない。

 史上最大級の翼竜ケツアルコアトルスで翼間が10~12m。

 骨質歯鳥類のペラゴルニス・サンデルシでも翼間が5m~7mであり、どう理屈をこねくり回しても、ジュラシック〇ークやワ〇ルドで翼間7~9mの翼竜プテラノドンらしき個体が、人間を持ち上げるのは不可能であり恐らく魔術を用いているのだろう。

 それでも重武装の人間と籠を運べる運搬力を持つがゆえに家畜化されたモンスターなのだ。

 また飛竜ワイヴァーンに乗るモノを飛竜騎士ワイバーンナイトと呼び。体格と竜に好かれるか好かれないかでなれる才能の世界を勝ち抜いた者。その中でも魔術を使える精鋭だけが成れる。エリート。

 他にも鷲獅子グリフォン鷲馬ヒッポグリフ天馬ペガサスなどの鳥型を除く飛翔生物が存在するがワイヴァーンの性能が一番バランスがいい。


光虫ひかりむし


カナブン程度(2、3㎝)の大きさで蛍のように発光し飛翔する夜行性の甲虫。そこそこ明るく指で小突くなど刺激を与えると威嚇のため強く光る。光によって来た虫を食べる。


中つ国人類世界、ミズルアス】


 巨大な山脈によって大陸からはみ出した巨大な半島と言える西方世界オクシデントは山と未開の黒森林シュヴァルツヴァルト によって人類の生存圏と天災である龍種との棲み分けを可能としており、西方世界オクシデントにとっての交通の要所であり、巨大な山の途切れた東方世界オリエントにある砦が前線都市アリテナである。


 巨大な山に囲まれモンスターの進撃を防がれている恩恵を享受している範囲を言いその範囲は、西方世界オクシデント東方世界オリエント、ミスル大陸が含まれる。山のない東の国は果てしなく長い砦を作り兵を常駐させなんとか防いでいるらしい。


召喚魔術


 魔術体系の一つで、攻撃、回復、召喚、補助の四大系統があり補助系統には祝福バフ呪いデバフが存在する。

 召喚魔術は契約した魔物や幻獣・神獣、瑞獣などを呼び寄せる魔術であり、そう言った高位の存在と契約していなくも召喚できるのが、幻想の生き物幻想種ファンタズマである。使い手が少なく人間の魔術師の数パーセント、エルフ族のデータは現時点では不明。


幻想種ファンタズマ


 存在しない架空の生き物。ゲーム的に言えばコストの安い下位の召喚獣の事。エルフを始めとする種族が使える。召喚術で呼び出せる人工生命。


火蜥蜴サラマンドラ


属性火


LV 召喚者のMPによって変動


 すると魔力は形を変え大きな火球となり、その中から一匹の四脚獣しきゃくじゅうが出現する。

 全長は1メーター強で高さは3~50センチ程度で、コモドオオトカゲやワニ程度の大きさで、その姿は羽根のないドラゴンのようだ。より近いモノもを上げればトカゲやサンショウオだ。

 カエルのように大きな頭に、トカゲのように小さな手足をしており全体的には爬虫類系の見た目をしているが毛が生えている。

 極東では火鼠とも呼ばれている。


 高火力で召喚者の火耐性と火属性攻撃力を上昇させる向上バフ効果を持つ。知能は高く無いモノの自動反撃はしてくれる。


詠唱は


「我が身に宿り流れる神々の娘。軍勢の守り手として剣の時代に勝利をもたらし、人類の怨敵おんてきたる怪物に死をもたらせ! 顕現けんげんせよ! 生ける炎の化身 信仰、情熱、貞節、正義を司り勇猛ゆうもう豪胆ごうたんな者よ その名はサラマンドラ!!」


 元ネタ サラマンダーとクトゥグア

 


「【竜の息ブレス】を放て!」


泥の胎児ゴーレム


属性土


LV 召喚者のMPによって変動


 周囲の地面が隆起して2メートルほどの大きさで、逆三角形のプロポーションをした類人猿型の人形が表れる。

 類人猿とは言っても二足歩行をする。ビッグフットのようなゴリラだ。

 ゲームの時もそうだったが、ゴーレムは高い物理攻撃力を持ってはいるが明確な弱点が存在する。頭部に記されたラテン文字で「真理・真実」と刻まれているのだが、文字を一文字消す事で「死んだ」と言う意味の文字列になる事で死を迎える。死ぬ事が真理と言っているようで何とも皮肉な話だ。

 言い換えると頭部クリティカルで確定死亡。高耐久・中火力を持ち合わせており、召喚者の耐久値と体力を上昇させる向上バフ効果を持つ。が知能は低い。


詠唱は、


「我が身に宿り流れる神々の娘。軍勢の守り手として剣の時代に勝利をもたらし、人類の怨敵おんてきたる怪物に死をもたらせ! 顕現けんげんせよ! 其は神の御業みわざ模倣もほう。親の行いを真似るはの必定。土塊より造りし泥人形に仮初の命を与え彼の者に目標を与える! 汝この世の真理を読み解く者となれ! その名はゴーレム!」


 元ネタ ゴーレムとホムンクルス


石像怪物ガルグイユ


属性風


LV 召喚者のMPによって変動


その姿は悪魔を彷彿とさせる山羊の角に尖った耳、蝙蝠を模した蝋のように白い翼、人の身体に獅子の爪、そして蛇の尾を持った石像の怪物。


 飛翔能力以外際立った点がないがそれは汎用性が高いと言い換える事が出来る、召喚者の素早さとスタミナを上昇させる向上バフ効果を持つ。


詠唱は、


「我が身に宿り流れる神々の娘の血よ。軍勢の守り手として剣の時代に勝利をもたらし、人類の怨敵おんてきたる怪物の恐怖から解放せよ! 顕現けんげんせよ! それは仮初の翼、過ぎたる自由はその身焼き滅ぼす 傲慢にして勇気ある賢人にして名工よ汝仮初の肉体を持って、我に自由を与え給へ その名はガルグイユ」


元ネタは魔除けの石像ガーゴイルとイカロス


 


============


【あとがき】


まずは読んでくださり誠にありがとうございます! これで第一部完結となります。


【重要なお知らせ】


明日以降の更新予定。 明日ご要望頂いたエピソード、明後日。明明後日は下書きですが第二部の話をUPさせて頂きます。


第二部の更新ですが自身の力量不足を強く感じており、ゆっくりとですが更新していくつもりではあります。恐らくはリメイクと言う形になると思いますが……


現在【12月のカクヨムコンに向けた新作】の執筆をしている状態です。ので少しお休みを頂きたいと思います。それと手慰みで書いたラブコメを明日から、アップしていきたいと思いますので、そちらもよろしければお願いします。


読者の皆様に、大切なお願いがあります。


少しでも


「面白かった!」


「続きを早く書いてほしい!」


「主人公・作者よく頑張ったな」


そう思っていただけましたら、


作品フォローとユーザーフォロー、★星を入れていただけますと嬉しいです!


つまらなけば星一つ★、面白ければ星三つ★★★


読者の皆様が正直に、思った評価で結構です!


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作者のモチベーションが上がって最高の応援となります!


そうぞ、よしくお願い致します。m(__)m

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