第43話鎧を買う
国王陛下から爵位を賜った翌日俺は、イオンお兄さまの知り合いの鍛冶師の元に来ていた。
「ほぉー、コイツがイオンの弟ね……あたいは、セシル・フランソワーズ鍛冶師をしている。話は聞いている……」
「シャオンです。よろしくお願いします」
そう言って差し出された手は表面が硬くなっており、ただの女性ではない事が直ぐに分かった。
彼女の種族は鉱人とも言われるドワーフで……
ドワーフは男女ともに体が強く、小柄な事を除けば欠点らしい欠点は無 いが魔術が苦手な傾向にある。
ゲーム的に言えば耐久と火力が高く、魔術攻撃が苦手な種族でその代わりモノ作りが得意で、成功判定に補正が付いていた。
「前回の鎧のサイズで問題はなかったかい?」
「えぇ、特に問題はなかったです。ですが今回の経験から鎧は弱点部に対して、最小限度がいいかなと思っています」
「そうしてだい? 防御力が足りないのならその部分を分厚くすればいい。モンスターの素材は金属のように変形するモノが多い。
例えば胸当てを集めに作ったって、
「確かにその通りなんですが……」
「じゃぁこうしよう。
本来は金属が直接肌に当たらないようにする鎧下を、頑丈な暴竜の皮と弾力の高い竜の鞣し革と……とある素材を複合した合革で作ったレザーアーマーと、希少金属と暴竜の素材で
「かまいません」
「支払いはイオンに付けて置くわ……」
「じゃぁ完成したら、連絡を入れるわ……暫く顔を出すパーティー何かで忙しいと思うケド楽しんで来なさい」
彼女はそう言うと、俺が持ってきたモンスターの素材を受け取り、炉の火を強めるように弟子達に檄を飛ばした。
「はい。ありがとうございます……」
これが【伝説の七雄】と呼ばれる。【超越技巧】鍛冶師セシル・フランソワーズと【
数日後。
セシルの使いに呼び出され俺は、鎧を受け取に向かって行った。
タイラントレックスとその他のモンスターや希少金属を合せた結果。ゲーム時代の防具と比べても中々に、強力な武器と防具を作ることが出来た。
「装備してみな。武器も防具もステータスを見ればデータが分かる……」
「ありがとうございます。ステータスオープン」
………
……
…
武器 ステータス カスタムスロット
暴竜の鋳塊槍 攻撃力70 スロット2、2
暴竜の鋳塊剣 攻撃力70 スロット2、2
暴竜の鋳塊盾 攻撃力30 防御力80 スロット2、2
防具 発動スキル カスタムスロット
暴竜ノ鋳塊兜 攻撃1、回避2、集中1 スロット2、1
暴竜ノ鋳塊胴 回避1、体力回復3、集中2 スロット2、1
暴竜ノ鋳塊籠 攻撃2、回避1、生命強化1 スロット2、1
暴竜ノ鋳塊腰 攻撃2、回避1、生命強化2 スロット2、1
暴竜ノ鋳塊脚 攻撃2、会心2、回避1 スロット2、1
装飾品 発動スキル カスタムスロット
エルフのお守り 回避2、特効1 スロット2、2
盾騎士のお守り 攻勢1、防御2 スロット2、1
防具発動スキル 攻撃lv7、回避lv7、ガード(lv7)、防御lv2(lv7)会心lv2(lv4)、、体力増強lv3、集中lv3、体力回復lv3、特効lv1(lv3)、攻勢lv1
シリーズスキル
【暴竜の覇気lv3】
体力と魔力を用いて怪我を回復させる(lv1)。
体力と魔力を用いて麻痺、毒、出血などの異常状態も回復させる(lv2)。
体力と魔力を用いて怪我や麻痺、毒、出血などの異常状態も回復させる際使用する体力と魔力を減少させ、体力回復速度を向上させる。(lv3)
ステータス 攻撃力140 防御480(524) 会心率20%(50%) 火耐性10(15)、水耐性-15(-10)、雷耐性0(5)、氷耐性-10(-5)、土耐性0(5)、風耐性0(5)、斬撃耐性0(5)、打撃耐性0(5)、刺突耐性0(5)
攻撃 攻撃力が上昇する。lv7で1,2倍+20
防御 防御力と属性耐性が上昇するlv7で1,2倍+40 属性
防御+5物理防御+5
回避 回避距離と有効回避時間が上昇する。
ガード ダメージ軽減と、防御出来る攻撃を増やし消費スタミ
ナを現象させる。
攻勢 攻撃を躱したり去なしたり盾等で防いだ後に反撃する
と、攻撃力と会心率を上昇させる。
生命強化 最大HPを上昇させる元の値が高いほど効果量が上昇
する。
集中 溜め時間の減少と溜め攻撃の威力が上昇する。
体力回復 体力が段々と回復し回復力が上昇する。
特効 弱点属性や弱点部位に攻撃する時の会心率を上昇させ
る。
会心 攻撃時の会心率を上昇させる。
………
……
…
====================
名前 シャオン
種族 ハーフエルフ
ジョブ 槍使い Lv30←【レベルUP】
次のレベルまでの必要経験値xxxxx
スキル
【槍術】 Lv8←【レベルUP】
→槍や棒状の武器を使用する際にステータス補正
・【疾風突き】 Lv6←【レベルUP】
→目にも止まらぬ素早い動きで、先制して敵を貫くが素早さの分威力が低下する。※スキル熟練度で効果が向上する。 魔術属性『風』物理属性『刺突・斬撃』
・【
→槍を構えてスタミナの続く限り速度を上げ当て突撃する。移動能力が上昇する代わりに、視野と旋回性能が低下し距離が開いているほど威力が上昇する。※スキル熟練度で効果が向上する。魔術属性『風』物理属性『刺突』
・【
→盾で殴る事で脳震盪……混乱または硬い装甲を破壊する防御力が低下する異常状態『破硬1』を付与する事がある。※スキル熟練度で効果が向上する。
・【叩き落し】 Lv6←【レベルUP】
→少しのため時間が必要だが攻撃力が少し上昇し、敵単体にかなりの間、防御力が低下する異常状態『破硬1』を付与する事がある。※スキル熟練度で効果が向上する。 魔術属性『風』物理属性『打撃・斬撃』
・【薙ぎ払い】 Lv5←【レベルUP】
→槍の柄の長さを含くむ距離の敵に全体攻撃をするが敵に当たれば当たるほど威力が減衰する。※スキル熟練度で効果が向上する。 魔術属性『風』物理属性『打撃・斬撃』
・【突き刺し《スティングピアス》】 Lv10←【レベルUP】
→通常攻撃に比べてクリティカル確率と即死確率が上昇し発動速度が上昇する。※スキル熟練度で効果が向上する。 魔術属性『風』物理属性『刺突』
【突き刺し《スティングピアス》】が【三段突き】に進化!!
・【三段突き】 Lv1←【NEW】
→【突き刺し《スティングピアス》】に比べてクリティカル確率と即死確率が上昇し発動速度が上昇する。※スキル熟練度で効果が向上する。 魔術属性『風』物理属性『刺突』
・【
→力を溜める事で、その後に放つ攻撃の威力を向上させる効果を持つ攻撃補助スキルで、合計4段階存在し段階ごとに倍率が異なる。※スキル熟練度で効果が向上する。
・【飛び斬上げ】 Lv3
→風の力で上昇し滞空しながら左右何方かの下段から切り上げる。
・【下段斬り】 Lv4
→【薙ぎ払い】よりも下段を狙うこと弱点を突きやすく移動速度低下を発生させる。
・【脛斬り】 Lv2
→【薙ぎ払い】【下段斬り】も更に下の脛を狙う事で歩行能力を無くす技。
2【
→【薙ぎ払い】からの派生技二度円を描くように回転しながら前進し斬りつける。
・【
→槍を頭上で回転させその勢いで前方を薙ぎ払う。
3【
→【薙ぎ払い】→【
4【
→【薙ぎ払い】→【
・【
→【
二度円を描くように回転しながら前進し斬りつけその後【叩き付け】、即座に【三段突き】に派生する。
……ETC
【剣術】Lv8←【レベルUP】
【盾術】Lv6←【レベルUP】
【鑑定】Lv8←【レベルUP】
【魔術】 Lv6←【レベルUP】
【召喚魔術】Lv3←【レベルUP】
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「どうだ? 素晴らしい出来栄えだろう? 基本スキルだけでも前線都市でもない限り、最高級の防具だ。私の腕とイオンに感謝するんだな……」
セシルは自慢げな口調で、自身の作品の出来栄えを絶賛する。
「えぇ。最高の出来栄えです!!」
俺は眼はこの世界の住人には通常は見えないフレーバーテキストや、性能をゲームと同じように見る事が出来る。コレを俺は【鑑定眼】と呼んでいる。
それで見た限りでもゲーム中盤程度の性能はある。ゲーム序盤に【槍使いのシャオン】が装備していた。鋼装備一色よりは格段に強い。
「こんな素晴らしい装備を作っていただいたのです……何とお礼を言っていいのか……」
「王都は貴重な素材が入ってきやすいとはいえ、早々高位モンスターの素材を触る機会はないんだ……感謝すべきはこっちだ貴重な経験をありがとう」
タイラントレックスは、ゲームに登場しないイレギュラーなモンスターのため、ハッキリとした事は言えないが奴が、高位モンスターと評価されるのに少し違和感を感じる。
もしかしたらこの世界では神龍種は、悪魔や神々のような御伽噺の産物と思われているのかもしれない。
もし、勇者が現れないあるいは、勇者が死んでしまった場合に誰が厄災の龍を葬るのだろう……もしかしたら勇者の予備として俺が呼ばれたのかもしれないな……
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【あとがき】
まずは読んでくださり誠にありがとうございます!
そして一ヶ月投稿を続ける事ができた事と読者の皆様に感謝申し上げます。
読者の皆様に、大切なお願いがあります。
少しでも
「面白そう!」
「続きがきになる!」
「主人公・作者がんばってるな」
そう思っていただけましたら、
作品フォローと★星を入れていただけますと嬉しいです!
つまらなけば星一つ★、面白ければ星三つ★★★
読者の皆様が正直に、思った評価で結構です!
作者のモチベーションが上がって最高の応援となります!
そうぞ、よしくお願い致します。m(__)m
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