《詩》血の文明・瓦礫・狂気の画家・抽象的太陽

狂気の籠絡する瞳に漆黒の巨瞳が描かれる


地球の未来を喰らう太陽


工場の煤け渡る咆哮は大気を濁し

老衰の森を喉元に絞め付ける


蝕まれてしまった萎黄の夕陽


血生臭きサイコパスの掌

警世の絵筆が龍吟き塗り潰される文明の断末魔


次代の子、残せるもの

遺産とは生ける屍のみ


死にかけ、母の無惨


破壊の轍を刻む人類

サイコパスの刃は寒気迫る


救済を望むなど笑止千万


いずれ焦土化する大地の上

終末、燃え盛り地獄の業火を象徴する

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