第25話堀江さんの現在地

欧米のIT業界はもはや群雄割拠の時代は終焉を告げ、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の巨大資本に収斂された。中国はアリババや微博、TikTok。

そして日本でもIT業界は合従連衡が進み、孫正義のソフトバンクグループ、三木谷浩史の楽天グループ、そして堀江さんたちのLINEグループが第三勢力として追いかける。

市場の寡占が進むと企業間の健全な競争を阻害するので、その意味も込めて堀江さんには頑張ってほしい。


現在、堀江さんは、インターステラテクノロジズ社、和牛マフィア、小麦の奴隷、HIU(ホリエモンイノベーションユニバーシティ)など多くの事業を成功させ、さながら「ホリエモン財閥」とでもいうような企業群を作り上げたが。「上場」だけが今だに政治的理由で邪魔されている。

上場できれば堀江さんも一気にラクになるのだが。


「上場のコツ」とはなんだろう?

堀江さんは、

「とにかく王道を行くこと。良い業績を上げるのは当たり前で。社員の待遇、福利厚生をしっかりとして、完全ホワイト企業。決算、税務申告などは法令遵守。その上でトップみずからがカリスマとして馬車馬のように働き、すべての事業に顔を出す。孫正義さんも三木谷浩史さんも必ずこれを守っていた」と。

やはり、トップみずからが根っからのワーカホリックでなければ、こんな巨大組織は成り立たないのだ。

逆に言えば、ソフトバンクグループも孫正義さんが、楽天グループも三木谷浩史さんが、ダメになっていけば自然と会社も傾くであろう。ホリエモン財閥も例外ではない。やはり、堀江さんは稀代の天才だと思う。


「堀江社長。なんでgokiさんを助けてあげなかったんですか?」社員の女の子。

「だってよう。コイツが精神病院に入院していた6年間。色んな連中がgokiの真似をしていたけど、どれもこれも上手く行かなかった。俺もマグレだと思ってたんだ」

「でも、退院して2年。やっぱりコイツは本物だった。俺は人生で自分以上の天才なんてほとんど会ったことがないんだが。認めざるを得ないところまで来ている」


津田大介のポリタスTV。

ゼレンスキーの話が「掛かって」いる。

「ナラティブ。大きな物語を紡ぐ才能」

「最初は何者でもなかった者が。演じているうちに覚醒していった。元々インテリでもあるし」

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