こでどりんさん

ジ

アパートに帰って、鍵を閉めて

リュックを床に放り投げて、壁際のベッドの上で体育座りして

顔を伏せたら、なにかが切れる音がした

どうしておれはこんなに弱い？

情けない嗚咽と、涙がとまらない

授業中、教授の言っていることがよく分からなくて

それでも授業は進んで、どんどん置いていかれて、不安になって

それだけなのに、よくあることのはずなのに

どうしてこうなるの？

それで辛くて、パニックになって、まだ昼なのに、午後の授業を受けずに帰ってきちゃったんだ

このままじゃ単位を落とすかもしれない

授業の内容が分からなければ、期末試験で赤点を取るかもしれない

かといって、勉強を教えてもらうほど打ち解けたともだちもいない

どうしよう、もうだめだ、くるしい、いたい、いやだ、つらい、つらい、しにたい

死にたい

そうだ、死ねばいい

死んだら全て解決する

大学とも、最近多いこの憂鬱さも、おさらばだ

なのに、なんで？

自分が死ぬこと

そのことを考えると、胸がいたくてくるしい

涙が余計に溢れて前が見えない

こんな状況になって、まだ未練があるの？

趣味で描いている絵をもっとたくさんの人に見てほしい？美大落ちたくせに

今どこにいるかも分からない、小学校時代の友達が恋しい？

それとも、父さんが、母さん、が、まだ、あいしてくれるとでも？

わけがわからない、でも、たぶん、しにたくない

ネットでよく目にする自殺予防のダイヤルなら、自分を生かしてくれるのかな

いや、『気晴らし』をした方が手っ取り早いかな

自殺予防ダイヤルにかけるhttps://kakuyomu.jp/works/16817139557299972948/episodes/16817139557300041879

『気晴らし』に縋るhttps://kakuyomu.jp/works/16817139557299972948/episodes/16817139557300053844