【カクヨムコン9参加作品】 僕の瞳は腐っている!

石のやっさん

第1話 毎日が楽しい!

僕の名前は黒木翔、平凡な何処にでもいる普通の高校生だ。


だが、僕の僕の学園生活はとても輝いている。


まるで、そう小説の主人公みたいに毎日が充実しているんだ。



うん...凄く幸せだ。


「おはよう黒木くん」


可愛らしい綺麗な声から僕の朝は始まる。


この声の主は白百合さん、黒髪黒目の凄く可愛い美少女だ。


「おはよう白百合さん、いつもの様に手を繋いでも良い?」


出来るだけ爽やかな声を心掛けて返事を返す。


「黒木くんがしたいなら、いいよ、だけど私なんかと手を繋いで恥ずかしくない?」


誰がそんな事おもうのかな?  可愛い子と手を繋ぐなんて幸せ以外の何者でもないよね?


「何で、白百合さんと手を繋ぐと僕は幸せな気持ちになれるんだよ」


「そう、、なら良いけど」


白百合さんは俯いて、顔を真っ赤にしている。


「可愛いね、白百合さんは」


「もう」

この子は、白百合京子さん。背がちょっと低いけどおかっぱ頭で凄く可愛い女の子。


着物とか着ても似合いそうな感じかな、良く黒髪、黒目の浴衣とか似合いそうなヒロインって小説やマンガにいるよね、そんな感じ。


僕の知っている限り白百合さんより可愛い女の子は居ないんじゃないかな?そう思ってしまう


学園一、いや日本一可愛いと僕は思っている。


そんな子が僕の彼女なんだよ?信じられないよな。本当に



「おう、翔くん」


朝から、まるでイケメンキャラの声優の様な声で挨拶がされる。


「東吾くんおはよう」


この声の主は東吾くん。日本最大の企業北條グループの会長の息子。その事を言うと嫌な顔をするから言わないけど、凄いよね。


最初出会った時には凄く喧嘩したけど、今では良い思い出だね


僕から見たら物凄いイケメンでかっこよい。頭も良いしスポーツも万能。神は二物を与えないなんて嘘じゃん、本当にそう思う。


正直いって【羨ましい】と何度喉から出かかったか解らないよ。


良く女の子に囲まれている。これで性格が悪ければまだ良いんだけど、性格まで良いときちゃ文句も言えないよね。


 最初、物凄く絡まれていたけど、間に白百合さんが入ってくれてからは友達となった。

 

他の人は呼び捨てなのに僕には「くん」をつけてくれる。これは親友の証なのだそうだ。



「おはようございますわ 黒木様」


「おはようございます。金剛さん」


アニメで言うなら貴族令嬢様な感じの声のとんでもない美少女。


僕はアニメに余り詳しくないけど、えーと縦ロールっていうんだっけ貴族のお嬢様の髪型。


それが彼女には良く似合っている。


彼女の名前は金剛里香さん。東吾くんには及ばないけど、日本を代表する企業の正真正銘お嬢様。


最初は車で学園に通って来ていたのに、今では何故か徒歩で通っている。この学園の生徒会長。


白百合さんが可愛いと言うのなら、この人は美人と言う言葉が良く似合う。


【麗しの生徒会長】と言えばいいのかな。


良く【語尾にですわ】という言葉をつけているけど、王女様や貴族の様な里香さんには似合っていると思う。



「おはよう 翔君、今日も元気だな」


「おはようございます。東条さん」


彼女の名前は東条楓さん。 この学園の副会長で剣道部の部長。見た感じは正にクールビューティー。


カッコ女性その言葉が一番似合う様な気がする。剣道では大きな大会でも良く優勝している。


それなのに生徒会の仕事ちゃんとこなせている、本当にどれだけハイスペックなのかな、そう思ってしまう。


「おはよう お兄ちゃん」


「おはようございます 西城さん」


彼女の名前は西城歩美ちゃん。お兄ちゃんって呼んでくれるけど、本当の兄妹じゃない。


凄く可愛いから、お願いしたら、そう呼んでくれるようになった。


生徒会の書記をしている。背が低い白百合さんより背が低い。


見た目まるで小学生の女の子。僕はあまりそっち系の趣味は無いけど、子役の子なんかより絶対に可愛く見える。


もし、本当に兄妹で、こんな妹にお兄ちゃんなんて呼ばれたらもうメロメロになるだろう。


多分、彼氏なんて連れて来たら...多分ショックで寝ちゃうな。


最初、大ゲンカをしたけど、その場で仲直りした。


たまに同い歳なのに「お兄ちゃん」って呼んでと頼むと仕方ないなと笑って呼んでくれる。


こんな人達が僕みたいにかっこ悪い男の子に構ってくれるんだ...毎日が楽しくて仕方ない。



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