甘えたい蓮兎

優真「お熱は下がったかな?」


 体温計で熱を測ると37.7℃だった


蓮兎「お熱ある?」心配そうに聞く


優真「少しだけあるねでも、かなり下がってるね 蓮兎がちゃんと寝てたから下がったんだよ」にこやかな顔で悲しげな蓮兎を抱きしめる


蓮兎「お兄ちゃんごめんなさい・・」


 半べそをかきながら優真に力いっぱい抱きよる


優真「なんで謝るの?」背中をさすりながら言う


蓮兎「僕が無駄遣いする悪い子だから・・だから・・いつもお熱が・・」


 今にも大泣きしそうな蓮兎


優真「違うよ、蓮兎がお兄ちゃんでいい子だからお熱が出たんだよ」


 病院からもらった薬と薬の説明書を見ながら言う


蓮兎「なんで分かるの?」


 優真と同じ向きになり薬の説明書を見ながら考える、季節の変わり目には体調を崩すのでいつもどうり説明する


優真「この解熱剤はお熱を下げるお薬だから、たくさんお絵描きしたからお熱出たんだよ」


 他にある薬は隠して説明する


蓮兎「いい子だからお熱なの?」不思議そうに聞く


優真「うん、そうだよ」


 心配しなくて大丈夫という顔で言う


優真「ゼリー食べれるかな?」


 話を切り替えるのと、食欲があるか確かめるため聞く


蓮兎「少しお腹すいたー」笑顔になる


優真「桃のゼリーです!」


蓮兎「桃ー!食べるー!」


 満面の笑みで食べようとしてる時に鈴音が入ってくる


鈴音「ゼリー食べれるようになったんだね、お熱下がったかな?」


蓮兎「お熱少しだけになったー」


 ゼリーが美味しいのと優真を独り占め出来てるのが嬉しくて満面の笑みで答える


鈴音「お兄ちゃん、蓮くん学校行ってくるね」


優真「行ってらっしゃい、気をつけてね」蓮兎「行ってらっしゃい!」


 少し悩ましそうな顔で扉を閉める

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