第19話
アイナとタスクの治癒魔法で俺の傷は一日掛けて治った。
「ぐうぐう」
「すやすや」
魔力を使い果たした姉弟は、教会のベッドで倒れる様に眠っている。
「ありがとう」
俺は二人にそっと、毛布を掛けてやった。
「それにしても、俺の他にも転生者がいたとは……」
誰だか知らんが、そいつは勇者アストリアに転生している。
そして、そいつはものすごく嫌なやつだということ。
そいつとパーティを組むのは嫌だ。
だが、組まなければ、俺はモブとして終わってしまう。
モブになれば死を待つのみだ。
そして、あのアストリアが王になれば、この世界は魔王に支配されるよりも不幸になるだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます