8月16日
8月16日、僕は今日もオオバさんのところへ向かう。夏休みも折り返しとなり、まだ宿題をまともにやっていない部活仲間達は流石に焦り始めたようで、今頃は図書館で宿題を終わらせるために奮闘しているはずだ。
尚、女子の中でも同じような子がいたようで、女子も男子と一緒に図書館にいるのだが、既に九割終わらせたという若宮さんが監視役兼教え役としているからか男子達は嬉しそうにそわそわとしていた。
因みに、僕も誘われたけれど僕も七割程度は終わっていたため断った。誘ってきたのは若宮さんで、断った時にすごく悲しそうにしていたが、そんなのはどうでもいい。僕はオオバさんに会いたいだけなんだ。
そう思いながら僕はここまで僕を魅了してやまないオオバさんの魅力について考える。昨日までのお泊まり会でも思ったが、オオバさんのあの出るところは出て、締まるところは締まっている肉体はまだ思春期の僕には少し刺激が強く、そんな肉体を間近で、それも女性経験に乏しかった中で見て味わった事で、僕は芳醇な香りを放つあの熟した肉体の虜になってしまったのだ。
その上、手足も少しムッチリとしていて指でゆっくりと押していった時のしっかりとした肉の感触もたまらなく、美肌にも気を遣っているとの事で肌もモチモチでツヤツヤとしているため、その滑らかで艶やかな肢体を見る度に思わず舌舐りをしていまい、好物を前に待てをされた犬のようにまだかまだかと期待をしながら涎が垂れてしまう。
それ以外にもオオバさんの魅力はある。あの悩ましげな嬌声だ。女性経験が乏しい分、僕は自分が気持ちよくなる以上にオオバさんにも気持ちよくなってもらいたいと思っても、その手段や技術を持ち合わせておらず、悔しい思いでいっぱいになる。
だけど、オオバさんはそれでも僕の精いっぱいの愛を感じて嬌声を上げ、僕の体つきや技術などを褒め称え、僕を一人の男として認めてくれる。その事はなんとも嬉しく、僕がリードしたくてもいつもオオバさんに甘えてしまうのだ。
他にもあの甘く少しねっとりとした蜜を流しながら体をビクビクと震わせる姿がとても扇情的である事や僕の全てを舐めとってしまうのではないかと思う程の舌遣いなどオオバさんの魅力はあるが、紹介するのはここまでにしよう。何故なら、これからそれを味わう時間だからだ。
「はあ、はあ……お、オオバさん……」
「あら、青志君。今日も来てくれて嬉しいわ」
「……当然、来ますよ。僕にとっての楽しみはオオバさんに会う事ですから」
「ふふ、私に会う事じゃなく、私と一緒に和室やこの庭先で甘えるのが楽しみなんじゃないの?」
「お、オオバさん……」
「……でも、良いわよ。今日も来てくれたわけだし、存分に涼んで甘えていきなさい」
「は、はい……」
あつさでふらふらとしながら僕は縁側に上がり、立ち上がったオオバさんの腰に手を回してへその辺りを軽くまさぐりながら僕はオオバさんと和室に入り、そのまま破れ障子を閉める。
オオバさんのところへ来るまでにその魅力について語ったが、どうやら僕はまだ甘かったようだ。何故なら、オオバさんにはまだ他の魅力が隠されており、その魅力によって今日も僕はオオバさんを一心不乱に貪る小さな性獣へと姿を変えられてしまっているからだ。
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