過去1


           第8話






「別の星から来ただと……、もう少し詳しく教えてくれないか?」


「はい、わかりました…」


「俺はこことは別の星から来ました……、その星の名前は地球って言います…」


「驚いたな……君のいた星も地球と呼ぶのか…」


「はい、…そこではある化け物達と戦っていました……、自分達の星を護るために…」


「その化け物はかつて神と名乗って人々から信仰されてたみたいでした…」


「待て、されてたとは…それに神…存在するのか?」


「俺達の世界では普通に神々達と交流はありました…ギフト…ていう形で」


「ギフト…」


「ギフトとは神々からの信仰心があれば貰えるか恩恵で様々でした…、俺達はそのギフトを使ったりして世界の様々なところで活躍してました……、あの化け物がくるまでは…」


「あの化け物は別の星からやって来ました…最初はどうってことないただの闇だったのですが、ある日やつを信仰する組織が出来ました…」


「組織の名はRuin…ルイン…破滅っていう意味の言葉です…」


「ルイン…」


「そいつらが信仰してその神もどきは力をどんどん溜めていきました…」


「待て、そんなやつらがいるのに手配とか捕まえたりしなかったのか?」


「勿論しました…、最初は順調に捕まえたりしていたのですがね…、ですがそれもままならなくなって来たのです…やつが…使徒達を食い始めたから…」


「食い始めた…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る