第15話 トウカさんは凄腕のミリタリーマニアのようです
トウカさんはかなえさんの別人格。
それは理解している。
でもそれでもトウカさんは顔つきは一緒。
かなえさんと顔つきは一緒だがよく見ると髪色が違う。
普段は黒髪なのに、今は紫がかった黒だ。
聞くところによると変性人格による副作用らしい。
そんなことあるんだ。とかまあ良いけど、そんなこともありプライベートダンジョンに入るときにトウカさんが小部屋から小型のピストルとマシンガンにライフルとショットガンを取り出した。
「怖いですトウカさん」
「銃を見るのは初めてか少年」
「でもほら人殺しの道具ですし」
「いや違うぞモンスター、怪物を殺すためだ」
「でもトウカさんは人を殺したことありますよね?」
「あるぞ昔軍人だったからな」
「ひえっ」
トウカさんの当たり前だろって顔が怖い。目つきもかなえさんとなんか違う。この人はソルジャーだ。戦士だ。軍人だ。強そうじゃなくてホントに強い。
そうしてダンジョンに入りゴブリンを銃で撃ち殺すトウカさん。
普通に一撃です。改造拳銃だとかあとスキル【魔弾】で弾は魔力を纏わせた高強化ガラスフィラメント魔鉄を使用しているとか。
クラフト系のスキルも保持しているらしく。
弾も全部自作だとか。
ひええええ。怖いよ~~~トウカさんが別人格のトウカさんが普通に怖い。
セクハラなんてしたら撃ち殺されそう。
トウカさんはゆっくりと一殺ずつモンスターを殺す。
そしてボス部屋。
速いな。全部で3層しか無いらしい。
でも訓練には調度いいとかないとかいいとかどっちだよ。
3層目のボスはレッドゴブリン。
赤いゴブリンだ。だが油断してはいけない。
と想ったら、トウカさんが普通に倒してしまった。
弱い。弱すぎる。トウカさんが強すぎるのか。
犯罪を犯す勇気はなくても、トウカさんに撃ち殺される覚悟はできている。
今こそ必死なトウカさんを後ろから脇をくすぐる。
するとトウカさんは無反応だった。するとただもう一度此方を向いて。
「テンキ君。もう少しユーモアのあるイタズラを考えて欲しいけど、まぁでも楽しかったから嬉しいけどな」
可愛い笑顔で俺に対して振り返る。もう少しで胸を触りそうになったからあやまりそうになった。でもそういうラッキースケベも楽しいかも。
「胸が触りたい? いいぞそういう健康的なことはもっとするべきだろ」
「ぐいぐい来ますねトウカさん」
「テンキ君はそういう女性は嫌いかね?」
「意外と好みです」
というわけで胸をもみもみさせてもらったら至福だった。
パイタッチをこんなに堂々とするなんて僕はなんて幸せなんだろう。
そしてダンジョンの外に出て、家に帰るとご飯を一緒に家で食べる。
そんなデートな日だった。
トウカさんとご飯もお胸もお腹いっぱいです。
こんどはどこまでいけるか頑張りたい。
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