第11話「魔法の練習と事件発生とかなえさんとのデート再開」
今日は日曜日だから午前中に近くの電気街に行ってきて俺はガチャを廻すのだ。
運が上がっているのだから本当の千円ガチャでも稼げるだろうという楽観的な思いからの行動だった。
日本橋の電気街はいつも賑わっている。
そんないつも行く千円ガチャの店に来る。
俺は千円ガチャを3回引いた。
すると1等賞の巨大なフィギュアが当たった。
これはメルメル相場1万5千円ほどのレア商品だったのだ。
かなりのプラスだ。
さっそく自宅に戻りメルメルで売る。
一瞬で売れた。
そして今度は自宅近くのゲーセンに行き、フィギュアをタコ焼き機で荒稼ぎ。
30円で150円のフィギュアが取れる計算。
ゲーセン嵐として悪名がついてしまうという感じだ。
そしてフィギュアを手に入れて自宅に戻りを繰り返していたら、遠くの方で叫び声が聞こえた。
「泥棒~~~!!!」
「なんだなんだ!?」
「ひったくりか!?」
どうやらひったくりのようだ。
だが安心、俺は雷帝の靴を履いているのだ。
しかも慈愛の指輪もつけてるし、冷硬のヘルメットもつけていたので、耐久力は万全だ。
俺は超スピードでウサインボルトすら真っ青な走りでひったくり犯を追う。
そしてあっという間に追いついて、がっちし捕まえた。
「てめぇ……離せやオラ!!!」
「おっと……危ないな」
どうやらそのひったくり犯はナイフを所持していたようだ。
俺の確保の捕縛を解いて狂気の気迫で突撃してきた。
俺はアイスガードを使用して手でナイフを受け止めた。
「なん……だと…………!? 素手でナイフを受け止めただと!?」
「だからなんだ?」
「ならばこれだ!!」
さらに犯人(そいつ)はスタンガンを懐から取り出して、俺に突き立ててきた。
俺は相手の右手を振り払うように左廻し蹴りを決めると相手はスタンガンを床に落とした。
そのままグーでわき腹を殴るとひったくり犯はぐったりとグロッキーになってしまった。
言うなれば気絶したのである。脅しには屈しない。
あれ……? むっちゃ弱くねこの犯人……なんでだろ動きが遅く感じたし。
そして誰かが警察を呼んでくれたようでどうやら一件落着した。
警察からは表彰されるくらいだった。
◇
その後山に行きガチャマシンを呼び出す。そして徐に引くとSR【木魔法】。
植物との魔法を可能にする。らしい。そんな説明だ。
さらに植物と会話ができた。なんか木の精霊とかいるしもうむちゃくちゃだ。
だが山のみんなと仲良くなれた。
いづれ手を貸そうと約束してくれた。
みんないい木だったなさあガチャの時間だと俺は我に返るのだった。
家に帰ると父さんと母さんと爺ちゃんと婆ちゃんが待っててくれた。
凄く温かい気持ちになれた。かなえさん元気にしてるかな。
今度かなえさんとデートをする予定だから。凄く楽しみだ。この前は幻魔獣に邪魔されたから凄く腹が立っている。
デートの日取りはできた。
そしてかなえさんとデートの日になった。
「もう来てた?」
「うんうん待ってないよ、じゃあ行こう天器君」
「それじゃあエスコートできるかな……」
「そんなことしなくていいよ。天器君と一緒に買い物とかできるだけで満足だよ」
「じゃあ行こうか」
「うん、天器君☆ がんばろ」
そうして繁華街に消えていく俺とかなえさん。だが邪魔をするものが後ろからつけていたのだった。
「くっくくそーーーー!! あの天器君を奪うなんて許さん!! 許さんぞ! 私の太陽戦士天器君を奪うなんてーーー!!」
赤毛の女の子が天器とかなえの後をつけていた。いかなる少女なのか? こうご期待。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます