第2話 思い出の場所へ










そして……







今、私は貴方と最後に過ごした場所に

10年ぶりに再び足を運びました


久しぶりに見た街並みは

変わってた所もあれば

変わっていない所もありました。



貴方といったスーパーは

今は潰れていて無くなって



10年前賑やかだった商店街は

今はシャッターが閉じて

お店はやっていなくて



木登りして遊んでた場所は

伐採されマンションが建っていて







見て悲しい気持ちにもなりましたが…






けれど悲しい気持ちがあった一方、

良い事がありました



10年前私が通っていた中学校が

昔より穏やかになっていた事です。



学校の中も昔は提示版など殆どなく、

殺風景だった所は…


今は提示版や生徒が書いたポスターが

どこを見ても貼られいて、



通りすがりの生徒からは

「こんにちは」って挨拶をされました。



私が在学していた期間は

荒れていて、地域の人達には

悪い印象でしたのに…



学校の先生、地域の方々に

話を聞いたから




[今の生徒は良い生徒ですよ]



[前より良くなった10年前とは違う]







…先生の言葉を聞いた時、私は…





……昔のままじゃなくてよかった。

今はちゃんと前に進んでいるんだ。



…と思い、心から安心しました


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