第27話 フィリップ・モリスに任せる
こんな一世紀にもわたる議論、いつまで続くんですかね。先生にとっては一瞬なんでしょうけど。ここの教室、僕とエリカ以外みんな骨になってしまいましたよ。先生はエリカやユーグリッドのことはくせいにしようとしてるくせに!気に入ったからって恐ろしい先生だなあ!きっと僕のこともはくせいにするんだろうなあ!そ、そんなことはないぞフィリップ。ところで前デートした女は誰だったかな?感想を教えてくれ。僕はもう好きでもない挙句、性格の悪い人と先生の都合で付き合うのはいやなんですよ。金もかかるし。あんなのより、エリカがいいですよ。そいつは私のアイヌ論文に逆らうから嫌だな。ユーグリッドを連れてきたまえよ。そしたら仲良くしてやってもいいぞ。イリアさん、シーっですよ。先生は著者のナナイさんの小説をよく盗み食いをするので、あなたが機械仕掛けの神ユーグリッドと親しいってわかってます。このまま僕に任せてくださいね。そこにいるのはわかっているぞ、愚かな娘よ。誰もいないですよ。先生ボケちゃったのかな?お前が隠してるんだろうフィリップ!ユークリッドを連れて来い。その娘なら何か知ってるからな。教授がゆっくりと移動すると、フィリップ・モリスはタバコを吸い出した。おい!何をしてるフィリップ!さっさと・・・フィリップのタバコの煙があたりを覆うと、教授は骨になった。
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