第2話 カナリア
昼になるとイリア達女は食堂に呼ばれた。
女達はあやつりの輪をつけられ、無表情に給仕の指示に従い、丁寧に食事を食べるだけであった。王子は言う。弱く、自分を愛させることしか能のない女達よ。生贄、売女共め。世界で一番古い職業だよ。お前達は修道女ではなく娼婦なのだよ。私は存続しなければならない。お前達はそのための道具だ。
古代の歌を奏でるハープの音が聞こえる。
機械と人間──異民族が歌い出す。女達も。
届かぬ祈り、はかなき夢、叶わぬ願い──。
私はただ、故郷に帰りたいだけなのよ。こんなところもう嫌!もうすぐ私の番がくるわ!
・王子と話をつける。
https://kakuyomu.jp/works/16817139557216518486/episodes/16817139557232325452
・彼女を落ち着かせる
https://kakuyomu.jp/works/16817139557216518486/episodes/16817139557368493339
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