第48話 五月十八日

私の五月十八日はどこに吸い込まれていったのだろう。際限のない憂鬱の中か、遥か遠いブラックホールの中か。手を伸ばしてももう戻ってくることのない時間。後悔ばかりがぐるぐる頭を巡る。ギターを鳴らして愛の歌を歌う。本当の愛なんて知りもしないけれど。一輪だけでも人生の花を咲かせられたなら。

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