第20話 君
優しい闇と雨に包まれている。もう、君を傷つけるものは何もないだろう。寒さに震えてはいけないから、あたたかい毛布をかける。暖炉の火も、絶対に君を傷つけない。夜を通り過ぎる間、ずっと守っている。この世でたったひとつの宝物。朝が来るのが怖くても、君の隣に寄り添っている。悲しみを忘れて。
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