　ラノベといえば異世界ファンタジーが有名ではないのではないでしょうか。冴えない主人公が、事故に遭ったのをきっかけにどこか異次元のような場所へ飛ばされてしまうというストーリーはラノベの王道。恐らく、多くの人がラノベと聞いてイメージするのはこういう異世界転生ものだと思います。これらは男性をメインに扱った作品でしょうか。

　一方、昨今の女性向けの作品の総合ランキングを争うのは、多くが悪役令嬢もの。あるヒロインが不遇な事故で、乙女ゲームの悪役の女性に生まれ変わる。大まかな設定は似ていても、蓋を開けてみると一味違う作品が気軽に楽しめます。

　そういったラノベの作り手の中には、もとは読み物として一段敷居の低かろう携帯小説の愛好者だった人もいるだろう。私がその一人だったからです。

　そういったラノベの作られた作家さんの背景なら、私でも語れるのではないだろうか。なぜなら私も創作を続けてきた過去のある当事者だから。

　ジャーナリストとしてのありかたが見えてきた、気がする。