第2話

かみさま

ほとけさま

ごせんぞさま


地球が

人が

壊れていきます.


手を合わせて泣く事しか出来ません

祈る事しか出来ません.


退去を命じた所で

そこに何か改善があるのでしょう.

北風を思い出します.


10代の子を差し出す

親は

どんな気持ちなのでしょう.

戦地にどんな想いで子どもたちは行くのでしょう.


あぁ.

国は人です.

人こそが国なのです.

領土だけではありません.

そこに人が居なければ国ではありません.


暴力はいけません

そういう口で止める事も出来ません.

何も出来ません.

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