親も戦いの受験


 ご無沙汰しております。前回更新から20日くらい経ってしまったー。受験生の親って、結構忙しいもんですね~。なめておりました。どうせ、受験するのは子供でしょ?って。


 毎晩、毎晩22時近くに塾のお迎えに行っております。家からすごく近い場所にある塾なんですが、このご時世ですから。そんな夜遅くに中学生の女子を一人で歩かせるわけにもいかず。毎晩送迎です。21時半から22時の間って、家事やってしまいたい時間ですから、すべてが後ろにずれ込みます。それに輪をかけて、22時に帰ってきた娘が夕飯を食べ始めるものですから。先に寝るわけにもいかず。今日の出来事とか、話をしながら過ごすと、結局は寝るのが23時過ぎ。睡眠が第一優先の私にとったら、この日々は寝不足になるわけです。


 そして、それよりもなによりも。周囲からの雑音がとっても多いです。絶対、大騒ぎになると予測はしていたんですが。案の定。娘の受験する学校でひと悶着がありました。大騒ぎの元は義母ですね。


 彼女。自分の娘が優秀だったものですから、自分の孫も優秀である、と信じ切っているわけです。なので、去年も、娘が入りたい高校の話をした際に「そんな学校。大学に入るなら、もっと上に入らないと」と文句を言っておりました。


 現実見てー。お宅の孫ちゃまは、そんなに優秀じゃないですよー。

 

 今月、三者面談がありまして。娘が入りたい高校は、今現在の彼女の学力では足りません。学校変更したほうがいいレベルだそうです。予想通りですが。担任の先生がいい方で、「残り数か月で上がるかもしれない。頑張ってみるのも一つ。最終決定は1月末の願書を書くときにしたらいいのではないか」とアドバイスくださいました。


 かなり危ない橋です。私立のすべり止めは必須です。しかし、親が決めた私立の高校に進学した私としては、学校の選び方がわからないのです。ひええ。学校って、どうやって選ぶの? お恥ずかしい話ですけど。


 担任の先生は、友人の旦那さんなので、私の事情も分かってくれています。なので、正直にお話しますと、私立の選び方をレクチャーしてくれました。娘が志望している県立の高校と同様学科がある学校を選ぶのがいいでしょうとアドバイス。


 いや、それはそうだよな。県立落ちれば、そこに通うわけで。全然違う学科を選ぶのもおかしな話。ちょっと考えればわかることなのに、当事者になると目の前が真っ暗で、なんにも気が付かないものですね。


 娘も乗り気です。今の自分の評定なら、絶対に入れそうな私立ですしね。先生の話中、隣に座っている娘の目がキラリンと光ったのがわかりました。おいおいおい。お前は今、私立に入りたいって思っただろう? お母ちゃまはすべてお見通しだぜ。


 面接が終わった後、その話を娘にしたところ、「なんでわかったの? オラ、私立でもいいかな~。だって勉強しなくていいやん」だって。こら。今から楽するな。ちゃんと勉強しておかないと、高校に入った後が大変なんだぞ。お母ちゃまみたいに。


 人間ってさ。人生の中で、必死に勉強しなくちゃいけない時があったりするわけです。受験で楽してくると、その時に踏ん張れない。これは私の経験談ですけれども。だからこそ、ダメ元で勉強を思い切りしてもらいたい、というのが私の希望。


 なので、私立はあくまですべり止め。本命は県立ということで話がまとまりました。で、おしゃべりな娘。さっそくその件を義母に話したみたいなんです。先日、娘の迎えに行くと、義母が外まで出てきて大騒ぎ。娘の進路について不満があるようです。あーあ。予想通りかなって感じですけど。こうも目の前で騒がれると、こっちの気持ちもなえるな。


 今は私立も様変わりしていて、各校の特色が強く出ています。けれど、義母が昔のイメージのまんまですから。「そんな学校に入るなんて。信じられない。地域からどういう目で見られるかわかっているの? あそこは、どこの高校にも行けない頭悪い子が行く学校よ!」だそう。


 なにが一番がっかりしたかというと、「地域からどういう目で見られるか」って世間体ばっかりなんだなってこと。娘の人生を心配して、じゃないんですよ。「周囲からどうみられるか」。「私の孫なのに!」っていう自分主語の変なプライド。


 それから、この最終決定までの過程で、あなたはどれだけ娘と進路の話をしてやったんですか? ってこと。 今まで、大した相談にも乗ってあげないでね。最終決定したことに口出すのはやめなさいって思います。こうなってくると、同居していなくてよかったなって思います。


 義母は「お父さんも同じこと言っていたわよ」って言いますが、それこそ本末転倒です。父親なのにね。お前、進路のこと娘と話してなかったのかよっ、てことです。


 娘には言いました。「調停して、養育権はお母さんにある。だから、学校ともお母さんとやり取りしているんだから。進路のことは、あなたとお母さんとで決めましょう。無責任な外野の話には耳を貸さないように」って。


 無責任な人多すぎます。他人は人の人生に責任持ちませんから。好き勝手なことを言うものです。いろいろな騒動があって、それがまたストレスですけど。娘とよく相談しながらやっていきたいと思います。やっと本腰入れて勉強始めたので「時間が足りねー」と騒いでいる娘。志望している高校、受けられるといいな、とは思いますけれども。まあ、正直に言えば、どこでもいいか。どこでもいいです。入ってくれれば。きっと、あの子のことだから、おかれた環境で、自分なりに考えてくれると思います。


 受験生の親は心労がたえませんね。もう少しですが、頑張ります。

 ってなわけで、カクヨムコンも、やっぱり無理でしたね~。今連載のぽこたも滞っておりますが、かならず終わらせます。カクヨムコンに埋もれそうですけど、ほそぼそと連載続けますので、どうぞよろしくお願いいたします!


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