長女の夏が終わりました~



 昨日は長女の大会の付き添いでした。子供たちは前泊ですけれども、宿が少ないみたいで、子供たちしか泊まれないとのこと。親たちは朝の5時出発でバスに揺られること5時間強。長い道中を経て、会場に到着です。


 途中、お土産を買おうと思って立ち寄ったSAですが、なんと。酒が売っていない。がーん。どういうことなんだー。秋田と言ったら日本酒だろうが。なぜ酒がない!! ショック。


 台風の影響か、お天気もくるくる変わって。大雨が降ってきたり、おひさまが出てきたりで、なんとも言いようのないお天気です。


 そんな中、行われた大会。楽器運びまでは順調でしたが。本番はミス連発です。練習でできなかったり、悪かったところが、すべて出そろった感じの演奏。あちゃー。こりゃダメだ。演奏している自分たちがよくわかっていることでしょう。


 今年は、出足から思わしくなくて、内部分裂があり、練習が1か月は遅れました。それでもなんとか追いつこうと、必死に追い上げましたけれども。練習時間が足りな過ぎたのでしょう。それから、3年生の統率力不足ってやつかな。後輩たちをまとめきれなかったね。今朝、娘とはその話をして反省しあったところです。


 結果は、4年生から出ている中で、一番最低の銀。ゴールドもらえませんでした。仕方ないね。最低限ミスなく吹けてそこからの勝負なんですもの。今回は、誰が悪いではなく、みんなで連帯責任です。


 バスで行った保護者は結果発表には間に合わず。学校に到着したのは、子供たちが号泣している真っ只中でした。あーあ。今回はいろいろな運に見放されていた気がします。せめて、その瞬間。そばにいてやりたかったです。


 後輩と悲しそうにしていた娘。私の姿を見るや否や泣き崩れました。互いにぎゅっと抱き合って泣きました。小学校3年生から一緒の仲間たちとの最後の夏でしたから。来年は高校で、みんなバラバラです。みんなが集まって吹く機会はないでしょう。


 最後の最後。せめて金獲らせてあげたかった。けれど、勝負の世界は厳しいです。昨日出場した数十校の中で、ひゃっほーしているのは代表に選ばれた三校だけでしょう。たとえ金をもらったって、代表にならなければ涙です。そして、この前の大会、その前の前の大会で涙をのんだ子たちが数知れずいるのです。


 青春の時間って本当に瞬く間に過ぎ去るものですね。だから貴重なんだな。これが。社会人で毎年合唱のコンクール出ていましたけど、来年があるんです。社会人って。だから、ダメでも「また来年やるか」くらいの話。悔しいですよ。悔しいけど、その悔しさは雲泥の差があるんだと思います。


 親としても、いい経験をさせてもらいました。七年間。ずっとそばで見守れたこと、本当に幸せです。一緒に喜んだり、泣いたり。挫折感を味わったり。世の中ってうまくいくことばっかりじゃないよ? ってこと。一緒に経験させてもらいました。


 あとは定期演奏会をして、引退。ここからは受験勉強へとシフトしてもらわないといけませんけど。


 朝も起きてきてリビングで泣いていました。思い切り泣くがいいい。きっと前を向けるさ。この経験は彼女にとったら、かけがえのないものになったと思います。


 さあ、気持ち切り替えて。今度は下の子の大会があります。母は忙しい。今週末のホール練習の楽器運びからの、来週は大会鑑賞です。2時間半高速を吹っ飛ばして応援行きまーす。

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