ランチタイムの「彼女」の視線 作者 赤木悠様 様
ランチタイムの「彼女」の視線
作者 赤木悠 様
https://kakuyomu.jp/works/16817139557913659091
AAAで星3つ企画への参加ありがとうございます。遅くなり申し訳ありません。
では早速
ストーリー[B ]
登場人物[ B ]
文章[ B ]
評価基準の該当項目
ストーリーに関する事
B
最後まで読めた。ストーリーの方向性がはっきりしていた。
キャラクターに関する事
A
セリフのみで誰のセリフかが分かった。
B
誰が何を言っているのかが分かった。キャラクターの心情を理解できた。
文章
B
分からない所があるが勢いで誤魔化されてしまったから、ヨシ。主人公の目標、目的が分かる。
一言
ストーリーについて
日常を綺麗に切り取ったストーリだと思います。ありふれた日々を食事にフォーカスを当ててありのままに描写されていました。そのため日常に寄せすぎた結果、盛り上がりに欠けてしまっていました。淡白な文体と相まって淡々と時間が過ぎていく印象でした。確かに毎日のお弁当だと慣れも相まってこの様な感じにはあると思います。その点、日常の雰囲気の切り抜きとしてはかなり上手です。
ストーリーに多少の色をつけていくために私が考えられたのは
1:主人公が新しい気づきを得る。
2:食べる描写をもっと濃密にして味を伝える。
でしょうか。
1について
自分の好きなものだけで構成されたお弁当。そこには母の愛がこもっています。この愛をもっと分解してみましょう。好きなものを知っているということは、自分自身が思っている以上に母に観察されているということになります。逆に嫌いなものも熟知されています。そう、レタスです。これもまた、母の愛。母の意図を読み解き、新しい気づきを得ることができる流れであれば、淡白な日常だからこそ、成長のアクセントを添えることができます。
2については、下記の文章にて触れさせていただきます。
文章について
今作は一人称で描かれていますが、正直勿体無いと思います。今作の食べる描写が薄くなってしまったのもここが原因だと思われます。
ただの食事、されど食事。
食事はとてつもない情報を持っています。食べ方の描写一つでそのキャラクターの特徴があらわれます。極端な例でいきますと、お上品な令嬢の食べ方が汚い。逆に粗野な山賊だけれどもマナーに従って綺麗に食事をとる。これだけでだいぶキャラクターの輪郭がはっきりしてくると思います。
また、お弁当のハンバーグが冷凍か手作りかでも意味合いが違ってきます。手作りならば夕飯の残りか、朝作ったのか。それらのことから主人公は何を思うのか。また、お弁当の作り方からこの場にいない母親の人物像を深掘りすることができると思います。そうすることで、落ちである芋虫のイラストもより一層際立つのではないでしょうか。
この食事中の描写を引き立たせるには、一人称ですと正直書きにくいと思われます。おそらく、かなり苦労されたのではないでしょうか。三人称視点で客観的に主人公を描写する方が、描きやすいはずです。ハンバーグを口に運んだときにどんな表情を浮かべたのかを描くことができるため、より食べている臨場感を読者に伝えることができると思われます。
行頭を下げるなどの文章作法が守られているともっと、読者が増えると思われます。
物語がさらに面白くなる事を願って、つらつら書かせていただきました。私が上で書いたことは書きたい物語にそぐわない可能性があります。その時はバッサリ要らない意見は切り捨ててください。意見の取捨選択の権利は作者様にしかありませんので。
これからもお互いに切磋琢磨していきましょう。
企画への参加ありがとうございました。
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