第331話純子と真由美は、祐の寝室に忍び込み肉の壁
祐君は、入院疲れが出たのか、すぐに眠ってしまった。
そうなると、私、純子と真由美さんの思いは同じ。
「祐君の寝顔を見たい」(本当は添い寝したい)
真由美さんとは、目と目で、気持ちが通じ合う。
二人同時に頷いて、そっと・・・そっと祐君の部屋に忍び込んだ。
ここからは、ヒソヒソ声が続きます。
(可愛いよね・・・なめたい)
(祐君飴もいいかもです)
(生意気にセミダブル・・・)
(少し・・・お邪魔できるかな)
(祐君がベッドから落ちないように?)
(部屋でコケたことあったでしょ?)
(落ちないように、肉の壁を作りましょう)
(はい、賛成です、では・・・)
私、純子が左の壁、真由美さんが右の壁が、そっと完成。
でも、祐君はスヤスヤなので、気づかない。(大成功!)
ここで・・・痴女視はないですよ。
あくまでも、祐君の保護のため、ベッドから落ちないようにと、身体を張っただけですから。
役得?それは・・・まあ・・・さて・・・
でも、胸元の白い肌がきれい。
しっとりお肌の祐君。
顏が小さい、まとまっている。(ほんとに、お人形さん)
あ・・・真由美さんも寝てる・・・スヤスヤと・・・まあ、私たちも「心配疲れ」があったからかな。
私も眠くなった。
祐君の身体、温かいし・・・気持ちいい。
真由美さん見ていないから、祐君の手を握る・・・うん・・・きれいな指。
私の丸っこい指と違うなあ・・・
はぁ・・・幸せ・・・眠い
朝の光が、窓から差し込んで来た。
小鳥の可愛らしい鳴き声も。
祐は、目覚めて、両隣に違和感。
柔らかい、肉感がする。
太ももにも何かが乗っている。
「あ・・・」
祐は赤面した。
「あれほど念を押したのに」
純子と真由美が両隣でスヤスヤと眠っている。
「ヤマシイこと」・・・・グルグル考えるけれど、「思い当たるフシ」はない。
太ももを見た。
「う・・・これ・・・」
真由美と純子の白い太ももが、乗って絡まっている。
朝の光が当たって、白い太ももが、輝いている。
「あの・・・」と言いかけた時に、純子の腕が伸びた。
「おとなしくして」と、祐を抱く。(しっかり豊胸が密着している)
祐が硬直していると、今度は真由美。
「祐君可愛い」と、身体のあちこちを撫でてくる。
(二人とも寝ぼけている感じなので、祐は困った)
祐は「どうにもならない」と判断した。
とにかく、身体の力を抜こうと思った。(やや危険な「箇所」があったから)
そんな状態が何分続いたのだろうか(約30分か)
祐がウトウトしていると、純子の声。
「よく眠れた?汗かいているよ」
真由美の声もする。
「拭いてあげる、脱いで」
祐は、そんな二人に、まずは質問。
「どうして、こんな状態に?」
純子は真面目な顔。
「保護監視対象だよ、祐君は」
真由美も同じく真面目な顔。
「私たちがそうしたかったの、護りたいの」
祐は「はぁ?」と目をクルクルさせているが、純子も真由美も引く意思は、全く見られない。
(祐は、絶対におかしい、と思っている)
(純子と真由美は、「抱き枕としての祐」も絶対に手放したくない)
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