第二幕
【これまでのあらすじ】
元英国空挺部隊員のリアム・ディアスは、戦地で頭部を負傷してからおかしなものを目にするようになっていた。
それは妖精とか、魔物と呼ばれる者たちだ。
一時収まっていた症状が悪化するとボディーガードの仕事も捨て、今では毎日、酒場に入り浸る日々だ。
ある日、いつものようにパブに向かっていると、見慣れない店を見つける。
カウンター席でラガービールを飲んでいると、見知らぬ女が仕事をしないかと声をかけてきた。
不審に思いながらも、姉に似た姿に驚き、興味を持つ。
彼女は、リアムの見えているものが現実で、それを見えなくする方法を知っていると言う。
半信半疑のリアムだったが女は、カードを渡し、姿を消す。
後日、カードに記された場所へ向かうリアム。
そこは、幽霊が目撃されることで有名なホテルだった。
指定されたホテルの一室では5人の紳士が待ち構えていた。
彼らは、リアムにある物を探し出してほしいと言う。その物とは、伝説の聖剣エクスカリバー。
紳士たちは報酬として、酒場で会った女が告げたようにリアムの目を治し、加えてトランクに詰まった金を渡すと申し出た。
リアムが、迷っていると、酒場で会ったあの女が現れた。
彼女の名はフルドラ。妖精のひとりでリアムの手助けさせると言われた。
姉の面影を持つフルドラにリアムは、紳士たちの依頼を受ける事にする。
そしてリアムたちは、エクスカリバーが掘り出されたとされるコーンウォールに向かう。
手がかりも見つけられずに途方に暮れていると、墓守の妖精ヘルハウンドが現れた。
ヘルハウンドは、メガネ姿の若者を追っていたが、フルドラの魔法でヘルハウンドは逃げ出していく。
若者はロジャーと名乗り、動画配信のために、不思議な現象が起きるこの場所にやって来たと言う。
リアムが、自分たちも動画配信者だと偽るとロジャーは一緒に配信をしようと持ちかけてきた。
情報を得る為に、リアムはロジャーと組むことにする。
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