第28話

パートも楽に稼げて自分の使う分があり、家は住めている。


おまけに奴はいないし面倒な世話をしなくていいから、超絶天国!!!


このままの生活を出来るようにしよう。


奴は金が大変な筈なのに、まだ音を上げてこない。しぶといな。


でも、奴には何も言わなければバレない。


本当に馬鹿な奴。


奴が出て行って数ヶ月、半年以上が経とうとしていた。


ある日突然、奴からメールがきた。


「離婚届け出したの?公正証書は?いつ出した?」


あ、ついに気づいたのか〜!


ここで誤魔化してもバレそうだからあっさりと認めてやった。


「出してないよ〜!」


「は?ふざけんな!出すって言っただろう!!」


「自分のタイミングで出すって言ったじゃーん。」


と開き直ってやった。


「次の休みにそっちに行く。話し合いだ。」


と言ってきやがったから、


「無理。子供の試験期間前だし集中させる。」

子供を理由にできるのって何て楽なんだろう。


「じゃあいつ?」


引き下がらない奴。


試験期間を伝えて、終わってからにしろとだけ伝えた。


まずいことになった、、、


私は珍しく動揺した。


とりあえず2週間位は来ないはず。


その間に自分の両親を自宅に呼び、緊急会議を開いた。


私の両親は何があっても子供の味方だから。

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