第9話

さて、待ちに待った退職日。

職場の人とは表面上の笑顔で挨拶して、送別会もしてもらって帰宅。表面上円満にしておけばしこりは残らない。

辞めて楽できるのが嬉しい。そして私の目的達成に徐々に近づいていると思うと口元が緩む一方だ。辞めた後は相手をATM扱いすれば良いし。

餞別の品を沢山もらったから、言わないと怪しまれるから帰ってから言うか。


さて、帰宅した。そうしたら数々の餞別の品を貰ってきたから案の定聞かれた。だから

「うん、仕事辞めてきたよ。働きたくないもん。」と明かした。

そうしたら

「何勝手に辞めてんだよ!収入はどうするの?!俺一人の稼ぎではまだ無理だよ!」まあ〜烈火の如くキレたわ。あんなにキレるなんてウケるわ。笑 

とにかくお前が働けば良いんだよ。ATMなんだから。

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