第4話 7月25日 新快速

7月25日


冬の夕方、空が暗くなりきらない時間だった。米原行きの新快速に乗っていた。社員全員が納会に向かうためにそれに乗っていた。僕は社長と薄っぺらい雑談をしていた。車窓を眺めていると、工場が火事になっていた。みんなが心配するのにつられて、僕も心配になってくる。途中の停車駅で、電車が切り離されて、社員同士がバラバラの行き先に向かい始めた、僕はこれからどうするんだろうと思ったところで、


ここで目覚める。

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