邪気眼先輩

なすここ

第壱眼 「因果」

平和とは保障されないのだ。

平穏とは一瞬で崩れ落ちる。

呆然と立ち尽くすしかない。

それは颯爽と現れ、颯爽と過ぎ去り、そして気付いた時にはもう手遅れなのだ。




先輩『...ぐあああっ!』


後輩『先輩。急に苦しみ出してどうしたんですか?』


先輩『近寄るな!近づけば俺の邪気眼の巻き添えを喰らうことになるぞ』


後輩『邪気眼?それってなんですか?』


先輩『...邪気眼を持たぬ者には解らぬ事だ...』


後輩『帰った...』

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