地球刑事に追加戦士が?

第45話 地球刑事の追加戦士?

俺「ちょっと状況を確認したい」

イヌビス「何でもお尋ねください!」


宇宙海賊バイパーに寄生されてしまった地球人やプロキオン星系人。

その「寄生」は生物学的な融合であるため、除去は不可能。

つまり、彼らを元のカラダに戻すことは困難。

うまく逮捕できた場合、記憶を消して亜空間「フラットアース」に隔離している。

彼らを解放するには…バイパーを支配する「マザー」を倒すしかない。

通常空間ではマザーの支配は絶対であるため、寄生された地球人を捕らえるなら…転移ゲート使用時の、亜空間移動中を狙う!

リンクの切れた亜空間で捕らえ、「支配の記憶」を消せば…マザーからの「支配のルート」を絶てる。まとめると…俺は銀河刑事手帳にメモをする。


①戦う相手は「寄生された地球人」=「バイパー寄生体」

②一度寄生されたら分離不可能

③バイパー寄生体は「マザー」に精神支配されている。

④「解放」するには「殺害」か「記憶を奪って亜空間に隔離」かの二択。

⑤殺さずに解放するには、転移ゲート利用時の亜空間移動中を襲撃するしかない。

 (亜空間ではマザーからの精神支配が弱まるため)

⑥マザーとの交渉や、マザー殺害などは、マザーの所在が不明のため現状実行不可能。


俺「こんなとこで合ってるかな?」

イヌビス「間違いありません、地球支部ギルドマスター。」


犬頭のプロキオン星系人、アヌビス・イヌビスに状況を確認する。

ん?こいつアンドロイドだっけ?まあいいや。


俺「アンドロイドは寄生されない?」

イヌビス「我々アンドロイドもバイパーの寄生対象です。」

俺「マジかよ」

犬「しかし、非金属生命体への寄生を好みます。」


⑦バイパーは機械にも寄生できるが、非金属生命体への寄生を好む。


俺「あと、味方戦力は?プロキオン星系人でも戦える生存者はいるんだろ?」

イヌビス「全員玉砕しました。いません。」


サムライかよ。犬頭どもやべえ。


イヌビス「本作戦に参戦できる銀河刑事は、地球支部所属の『地球刑事』のみです」


…んん?

俺と、ケンちゃん、ユウちゃん、レディーとオマエ…アヌビス・イヌビスでか?


犬「ヒューマノイド・レディーと私=アヌビス・イヌビスはギルド職員ですが銀河刑事ではありません。」


…残り2名って誰よ?


犬「ゴーリキ・レイとゴーリキ・ツヨシの2名が登録されています。」


…誰?

ちょっと!緊急会議!地球支部職員全員招集!急いで!



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