デカすぎるロボ!メガデカーA(エース)

平伍頼直(へいご・よりなお)

デカすぎるロボ~降臨編~

デカすぎるロボ、大地に立つ!

第1話 デカすぎるロボ・メガデカーA大地に立つ(そして自宅を踏みつぶす)

「デカすぎる…」

俺の目の前には巨大ロボがそびえ立つ。

デカすぎるロボ・メガデカーエースである。

とにかくデカい。20階建てビルくらいある。


…時は数分遡る。

俺はいつものように起床して朝食を掻き込み、着替えて出勤しようと自宅玄関を出て、ガレージのマイカーに乗り込もうとした。いつもの退屈な日常が始まる…はずだった。


そこで突然、上空から爆音をあげてロボットが降下してきたんだよ。

「は?」

口をあけて呆然と空を眺めていたら、減速のため逆噴射しながら巨大ロボットはみるみる降下し続けて、くそデカい足が目の前のガレージを踏みつぶして着地。

震度5強の激しい揺れに俺は吹っ飛ばされた。

「ぐっは!」

地面に叩き付けられ意識を失いかけたがなんとか起き上がり、被害を確認する。

「ウソだろ…」

ガレージに巨大ロボットが「駐車」しているのだが、ガレージは余裕で踏みつぶされており、自宅も半壊、前面道路もめちゃくちゃ、ご近所の住宅も破壊されている。

「どうしてこうなった…」

もうね、こんなんもうどうしろっていうんだよ。なんなんだよ、このロボ。


…あー、このロボ、知ってるぞ。昔テレビで見たことあるアレだ。


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