2 Login
≪Last Resortへようこそ!新規キャラクター設定を開始します≫
…ですよねえ。知ってたよ、事前準備はキャラのガワだけだもんな、作ったの。
それでも勇んでログインした事を思えば仕方ないでしょ。ウッキウキで時間まで待機してたんだもの。そりゃ出鼻くじかれた気持ちにもなりますよ。
≪保存済みキャラクターデザインが一件発見されました。使用しますか?≫
そらもちろんよ、一時間もかけて作った自信作よ。ここで使わずしていつ使う。キャラクリガチ勢は知らん、俺としては一時間も頑張ったんだ。それでいいんだ。
≪プレイヤーネームを入力してください≫
じゃあまあいつもの「ヤギリ」で。
ここ最近のゲームはずっとこの名前でやってるから迷うこともなく、いつも通りに。名前を入力すると思い出す、珍しく活躍できたゲームを。まあそれでも大したことはなかったが…悲しい。
そんなことを思いながら種族、職業、初期スキルを選択していく。
種族はファンタジーお決まり種族たち。尖りすぎてて扱いきれなかったときが怖い。人間安定。
職業は何を選択しても行動に制限は掛かったりしないとのことで、適当に決めた。戦闘メインじゃない職を。硝子の心は砕けないように予防線という名のクッションが必要なんです。
初期スキルも構成とか気にせずインスピレーションで選んでいく。始まればお金やら複数の手段で取得できるらしいし。詳しくは知らないんだけども。
これにて選択項目は完了っと。
≪この先に望む世界があらんことを≫
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